今季まで楽天でプレーしていた西川遥輝が、来季はヤクルトのユニホームを着てプレーする。
ヤクルトといえば、野村克也監督時代に、トレードや自由契約にされて入団してきた選手の多くが、復活や才能を開化させたことから「野村再生工場」と呼ばれるようになった。野手では、広島時代に4番を務めるなど、通算155発を記録した小早川毅彦が、96年オフに自由契約となりヤクルトへ移籍。97年4月4日の巨人との開幕戦では「5番・一塁」で先発出場し、斎藤雅樹から3打席連続本塁打を放ち、同年4年ぶりに2ケタ本塁打を記録した。
野村監督が退任後も、01年から05年まで指揮を執った若松勉監督時代に鈴木健が活躍。鈴木は西武時代に4番を打つなどチームの中心選手だったが、次第に出場機会が減少。02年オフに金銭トレードでヤクルトへ移籍した。ヤクルトでは故障した岩村明憲に代わり、三塁のレギュラーに定着。打率.317、20本塁打、95打点と復活を果たし、カムバック賞を受賞した。
近年では坂口智隆が当てはまる。坂口はオリックス時代の11年に175安打を放ち最多安打のタイトルを獲得したが、12年以降故障や打撃不振で、15年オフに減額制限を超える契約提示を受け自由契約を選択し退団。16年からヤクルトに移籍し、1年目にリーグ10位の打率.295、安打数はチームトップの155安打を記録した。翌17年も打率.290、155安打を放ち、18年には打率.317と打った。ヤクルトで7年間プレーし、通算1000安打(16年6月8日・楽天戦)、通算1500安打(20年10月19日・阪神戦)、通算1000試合(16年6月2日・日本ハム戦)、通算1500試合出場(21年8月15日・DeNA戦)を達成した。
移籍してきた年齢も鈴木健が「33歳」を迎えたシーズン、坂口は「32歳」を迎えるシーズンだった。西川も来年の4月で「32歳」と、坂口と同じプロ14年目・32歳のシーズンでヤクルトでのプレーとなる。
西川は20年に打率.306をマークしたものの、日本ハム最終年となった21年が打率.233、楽天に移籍した昨季は打率.218、今季はファーム生活が長く35試合に出場して打率.181に終わった。ただ、14年から9年連続で規定打席に到達し、16年と20年には打率3割以上打った。これまではパ・リーグの投手と対戦してきたが、来季はセ・リーグでの野球となる。環境、対戦相手が変わり、“復活”する可能性も十分に考えられる。
ここに名前が挙がった選手以外にも、トレードや自由契約で加入した選手がヤクルトで“再生”したケースは多い。坂口はオリックス時代の13年間で929安打を放ち、ヤクルトに移籍してからの7シーズンで597安打を放った。西川は現在通算1326安打。ヤクルトで再び花を咲かせ、1500安打、さらにはその先の通算2000安打達成できるか注目だ。
ヤクルトといえば、野村克也監督時代に、トレードや自由契約にされて入団してきた選手の多くが、復活や才能を開化させたことから「野村再生工場」と呼ばれるようになった。野手では、広島時代に4番を務めるなど、通算155発を記録した小早川毅彦が、96年オフに自由契約となりヤクルトへ移籍。97年4月4日の巨人との開幕戦では「5番・一塁」で先発出場し、斎藤雅樹から3打席連続本塁打を放ち、同年4年ぶりに2ケタ本塁打を記録した。
野村監督が退任後も、01年から05年まで指揮を執った若松勉監督時代に鈴木健が活躍。鈴木は西武時代に4番を打つなどチームの中心選手だったが、次第に出場機会が減少。02年オフに金銭トレードでヤクルトへ移籍した。ヤクルトでは故障した岩村明憲に代わり、三塁のレギュラーに定着。打率.317、20本塁打、95打点と復活を果たし、カムバック賞を受賞した。
近年では坂口智隆が当てはまる。坂口はオリックス時代の11年に175安打を放ち最多安打のタイトルを獲得したが、12年以降故障や打撃不振で、15年オフに減額制限を超える契約提示を受け自由契約を選択し退団。16年からヤクルトに移籍し、1年目にリーグ10位の打率.295、安打数はチームトップの155安打を記録した。翌17年も打率.290、155安打を放ち、18年には打率.317と打った。ヤクルトで7年間プレーし、通算1000安打(16年6月8日・楽天戦)、通算1500安打(20年10月19日・阪神戦)、通算1000試合(16年6月2日・日本ハム戦)、通算1500試合出場(21年8月15日・DeNA戦)を達成した。
移籍してきた年齢も鈴木健が「33歳」を迎えたシーズン、坂口は「32歳」を迎えるシーズンだった。西川も来年の4月で「32歳」と、坂口と同じプロ14年目・32歳のシーズンでヤクルトでのプレーとなる。
西川は20年に打率.306をマークしたものの、日本ハム最終年となった21年が打率.233、楽天に移籍した昨季は打率.218、今季はファーム生活が長く35試合に出場して打率.181に終わった。ただ、14年から9年連続で規定打席に到達し、16年と20年には打率3割以上打った。これまではパ・リーグの投手と対戦してきたが、来季はセ・リーグでの野球となる。環境、対戦相手が変わり、“復活”する可能性も十分に考えられる。
ここに名前が挙がった選手以外にも、トレードや自由契約で加入した選手がヤクルトで“再生”したケースは多い。坂口はオリックス時代の13年間で929安打を放ち、ヤクルトに移籍してからの7シーズンで597安打を放った。西川は現在通算1326安打。ヤクルトで再び花を咲かせ、1500安打、さらにはその先の通算2000安打達成できるか注目だ。