内野のユーティリティプレーヤーDeNAの柴田竜拓が23日、球団事務所にて契約を更改。「少し減。ダウンだけにしておいてください」と金額を明かすことは控えた。
球団からも「戦力として見ている」と期待の言葉をかけられ、今年7月に国内FAを獲得したが「行使せずに残留」を決断。「また来年ここでやらせてもらえるチャンスをもらえました」と笑顔を見せた。
今シーズンは主に守備固めでの出場がほとんどで、打席数は昨年の198から66に激減。これには「もちろん大事な役割だと思いますけど」と前置きした上で、「打てればスタメンで出られるわけで、打てないから守備だけしか任せてもらえなかった。これで満足する選手はいないと思うので、常にうまくなりたい、活躍したいという想いはある」と忸怩たる思いも告白。
来季には「レギュラーで優勝することですね。それがなくなったら野球選手としては終わりだと思う」とキッパリ。ポジションについても「どこで勝負したいというものはないので。どこでも行ける準備は僕の中ではしている」とユーティリティプレーヤーとしての矜持も垣間見せた。
ただ打率は.143と低い数字に終わったが、「バッティングも守備も走りもやるのはすべて身体なので、そこの原因がわからないとただバッティングしてもそれがスキルなのかコンディションなのかメンタルなのか、いくつか原因はあるんですけれども、自分の身体のウィークポイントだったり使えていない部分をしっかり見直して。バッティング練習しても身体が変わらなければ一緒なので」とまずはフィジカル面の強化を最優先。
さらに「うちで言う宮﨑(敏郎)さんも佐野恵太も、牧(秀悟)も、レギュラーで活躍するにはバッティングでは強く振れることが大前提。それには強く振れるだけの身体、コンディションがあるので。振れるということはいい身体の機能や使い方ができているので、そこが基準になる」と続けた。結果今月に身体の測定も行った際「数値と感覚がマッチしたことがよりわかったので、12月からの自主トレも明確になった」と手応えも感じているとした。
来月16日には節目の30歳となるが、「今年8年目終わったんですけれども、年々野球が難しくなってきた。若い頃は知識もなかったんですけれども、色々経験したり、先輩やコーチの声を聞いて実際プレーしている中で、歳を重ねるごとに野球の深さ、難しさ、怖さを感じた」と明かし、「立場もウチでいうと中堅ぐらいになってくるんですけど。体験経験は若い子よりはあるのでそういうのは僕がしてもらったように、僕が伝えられる範囲でやっていかなくてはいけない立場にあるなと感じています」と、リーダー格への自覚も口にした柴田竜拓。チームに欠かせぬユーティリティプレーヤーは、来季こそ内野の中心に座ってみせる。
取材・文=萩原孝弘
球団からも「戦力として見ている」と期待の言葉をかけられ、今年7月に国内FAを獲得したが「行使せずに残留」を決断。「また来年ここでやらせてもらえるチャンスをもらえました」と笑顔を見せた。
今シーズンは主に守備固めでの出場がほとんどで、打席数は昨年の198から66に激減。これには「もちろん大事な役割だと思いますけど」と前置きした上で、「打てればスタメンで出られるわけで、打てないから守備だけしか任せてもらえなかった。これで満足する選手はいないと思うので、常にうまくなりたい、活躍したいという想いはある」と忸怩たる思いも告白。
来季には「レギュラーで優勝することですね。それがなくなったら野球選手としては終わりだと思う」とキッパリ。ポジションについても「どこで勝負したいというものはないので。どこでも行ける準備は僕の中ではしている」とユーティリティプレーヤーとしての矜持も垣間見せた。
ただ打率は.143と低い数字に終わったが、「バッティングも守備も走りもやるのはすべて身体なので、そこの原因がわからないとただバッティングしてもそれがスキルなのかコンディションなのかメンタルなのか、いくつか原因はあるんですけれども、自分の身体のウィークポイントだったり使えていない部分をしっかり見直して。バッティング練習しても身体が変わらなければ一緒なので」とまずはフィジカル面の強化を最優先。
さらに「うちで言う宮﨑(敏郎)さんも佐野恵太も、牧(秀悟)も、レギュラーで活躍するにはバッティングでは強く振れることが大前提。それには強く振れるだけの身体、コンディションがあるので。振れるということはいい身体の機能や使い方ができているので、そこが基準になる」と続けた。結果今月に身体の測定も行った際「数値と感覚がマッチしたことがよりわかったので、12月からの自主トレも明確になった」と手応えも感じているとした。
来月16日には節目の30歳となるが、「今年8年目終わったんですけれども、年々野球が難しくなってきた。若い頃は知識もなかったんですけれども、色々経験したり、先輩やコーチの声を聞いて実際プレーしている中で、歳を重ねるごとに野球の深さ、難しさ、怖さを感じた」と明かし、「立場もウチでいうと中堅ぐらいになってくるんですけど。体験経験は若い子よりはあるのでそういうのは僕がしてもらったように、僕が伝えられる範囲でやっていかなくてはいけない立場にあるなと感じています」と、リーダー格への自覚も口にした柴田竜拓。チームに欠かせぬユーティリティプレーヤーは、来季こそ内野の中心に座ってみせる。
取材・文=萩原孝弘