大注目の度会は「笑顔」
DeNAは2023年度の新入団選手記者発表会を行い、報道陣や家族、関係者の中で自己紹介と座右の銘とともに「ハマの〇〇」と、キャッチフレーズを披露した。
注目のドラフト1位・度会隆輝(ENEOS)は「笑顔」と書いた色紙を手に「自分は常に笑顔を大切にしているということで、笑顔を大切にして全力プレーで頑張りたいと思います」と決意。キャッチフレーズは「ハマの一番星という言葉にしました。一番星は一番光っているということで、皆さんにも一番目に入るものだと思うので、僕も一番星のようにスター選手と言ってもらえるように、全力で頑張ります」と意気込んだ。
初めて腕を通したユニフォームに「素材もすごく良くて、軽くて動きやすくて。でもサイズがまだ合っていないので…」と斜め上回答で笑いを誘うも、ことチームやファンのこととなると「ファンの方々は明るく優しく温かく、本当に最高ですべてが素晴らしいチームだなと思っています。この最高の環境で野球ができることに感謝して、一年目からチームの勝利に貢献できるように必死に頑張ります」と真剣な眼差しでコメントした。
背番号は父・博文さんがヤクルト時代に背負っていた4に決定。昨日それを父に伝えた際は「マジ!!」と驚いていたと告白し「自分の中でも思い入れのある番号で、父親がずっと付けていました番号で、すごく嬉しい気持ちです。背番号4といったら度会隆輝といってもらえるように頑張ります。当たり前のことではないと思うので感謝してやっていきたい」と誓った。
同席した三浦大輔監督には「まず声がイケボで、先程も髪型がかっこいいという話をしたんですけど、かっこよくてスタイルも良くて野球も一流で、監督としても最高の監督なので、監督を幸せにできるように頑張ります」と褒め殺し。これには三浦監督も「これだけ褒められることもあまりなかったのでね、今いい気分です」と早くもキャッチフレーズ通り、笑顔にすることに成功。
理想の選手像には「大口になってしまうかもしれないですけれども、トリプルスリー取れるくらいの選手になれたらいいなと思っているので。ホームラン打ててだ打率も残せて、チャンスに打てるような選手になれたらなと思います」と尊敬する柳田悠岐と山田哲人のような活躍を目指すと公言した。
会見後は「今日でDeNAさんの一員になれたことを本当に嬉しく思っています。改めて応援してもらえる喜びを知りました。応援してもらっている以上自分はもっともっと頑張って、皆さんを幸せにできるようにやらないとなという自覚がより一層強くなりました」とファンの期待度を肌で感じたとし「自分が一番好きなチームで野球ができることに感謝しています」と改めて強調した。
「セールスポイントは笑顔と元気」と言い切る21歳は、周囲を明るく照らす一番星となるべく、プロの世界でも「死にものぐるい」で高みを目指す。
取材・文=萩原孝弘