2年連続Bクラスに沈んだ巨人は、阿部慎之助新監督のもと、来季は2020年以来となるV奪回を目指す。阿部監督は、11月30日に行われた『ニッポン放送ショウアップナイターカンファレンス』で、2年連続12勝を挙げた戸郷翔征を開幕投手に指名した。
戸郷、3年目の今季規定投球回に初めて到達し10勝(5敗)を挙げた山﨑伊織、8月以降は6試合・39回2/3を投げ5勝(1敗)、防御率1.36と抜群の安定感を誇った赤星優志と若手先発陣が順調に育ってきている。
若手が育ってきた中で、やはり来季はベテラン菅野智之の復活に期待したいところ。菅野は4度の最優秀防御率、3度の最多勝、2度の最多奪三振、1度の最高勝率、沢村賞は2年連続で受賞するなど、長年巨人のエースとして君臨してきた。
昨季は2年ぶりに規定投球回に到達して10勝(7敗)、防御率3.12だったが、今季は開幕に間に合わず、一軍初登板は6月11日のソフトバンク戦まで遅れた。同日のソフトバンク戦に5回2失点で今季初勝利を手にすると、続く18日の楽天戦、7月1日の阪神戦は敗戦投手になったが、楽天戦が6回2失点、阪神戦が7回1失点とゲームを作った。7月8日のDeNA戦では7回を投げ無失点で2勝目と、4試合中3試合でクオリティスタート(6回以上3自責点以内)を達成した。
しかし、7月17日のヤクルト戦で1回持たず、0回1/3、6安打、6失点でノックアウトされると、オールスター明けは良い日と悪い日が極端な登板が続き、これまでのような安定感がなかった。それでも、良い時は8月1日のヤクルト戦は敗戦投手になったが8回1失点、3勝目を挙げた8月17日の中日戦では6回1/3・92球を投げ、無失点。ただ、8月17日の中日戦は、7回途中まで無失点に抑えながら、球数が100球の見えた7回のイニング途中で代えられるのは非常に珍しい光景だった。
8月は5試合・30回を投げて、1勝(3敗)、防御率3.30、9月は3試合・17回を投げて、1勝(2敗)、防御率2.65。結局、今季はプロ入り後自己ワーストの4勝に終わり、黒星が大きく先行し8敗、防御率は3.36だった。
来季はプロ12年目、10月で35歳を迎える。ベテランと呼ばれる年齢に差し掛かってきたが、若手にはない経験という武器を持っている。全盛期に見せたような“無双”の投球に期待したくなるが、今の体の状態、今菅野にあったピッチングスタイルで、来季はチームに一つでも多く白星をもたらしてほしい。
戸郷、3年目の今季規定投球回に初めて到達し10勝(5敗)を挙げた山﨑伊織、8月以降は6試合・39回2/3を投げ5勝(1敗)、防御率1.36と抜群の安定感を誇った赤星優志と若手先発陣が順調に育ってきている。
若手が育ってきた中で、やはり来季はベテラン菅野智之の復活に期待したいところ。菅野は4度の最優秀防御率、3度の最多勝、2度の最多奪三振、1度の最高勝率、沢村賞は2年連続で受賞するなど、長年巨人のエースとして君臨してきた。
昨季は2年ぶりに規定投球回に到達して10勝(7敗)、防御率3.12だったが、今季は開幕に間に合わず、一軍初登板は6月11日のソフトバンク戦まで遅れた。同日のソフトバンク戦に5回2失点で今季初勝利を手にすると、続く18日の楽天戦、7月1日の阪神戦は敗戦投手になったが、楽天戦が6回2失点、阪神戦が7回1失点とゲームを作った。7月8日のDeNA戦では7回を投げ無失点で2勝目と、4試合中3試合でクオリティスタート(6回以上3自責点以内)を達成した。
しかし、7月17日のヤクルト戦で1回持たず、0回1/3、6安打、6失点でノックアウトされると、オールスター明けは良い日と悪い日が極端な登板が続き、これまでのような安定感がなかった。それでも、良い時は8月1日のヤクルト戦は敗戦投手になったが8回1失点、3勝目を挙げた8月17日の中日戦では6回1/3・92球を投げ、無失点。ただ、8月17日の中日戦は、7回途中まで無失点に抑えながら、球数が100球の見えた7回のイニング途中で代えられるのは非常に珍しい光景だった。
8月は5試合・30回を投げて、1勝(3敗)、防御率3.30、9月は3試合・17回を投げて、1勝(2敗)、防御率2.65。結局、今季はプロ入り後自己ワーストの4勝に終わり、黒星が大きく先行し8敗、防御率は3.36だった。
来季はプロ12年目、10月で35歳を迎える。ベテランと呼ばれる年齢に差し掛かってきたが、若手にはない経験という武器を持っている。全盛期に見せたような“無双”の投球に期待したくなるが、今の体の状態、今菅野にあったピッチングスタイルで、来季はチームに一つでも多く白星をもたらしてほしい。