楽天の則本昂大は5日、契約更改を行った。
則本は球団公式HPを通じて「来シーズンは、今江監督からの要請を受けまして、クローザーを務めたいと思います。チームも新体制となりますし、何より監督の想いに応えたいと思い、新しいポジションへのチャレンジを決めました」と、長年抑えを務めてきた松井裕樹が、海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す中で、守護神に配置転換となった。「チームが勝つために、プレーオフに進出して優勝するために、9回を自分らしく締めくくりチームに勝利を運ぶことができたらと思います」と決意を述べた。
これまで先発から抑えに配置転換となった投手は何人もいるが、則本が目標に掲げ、現役時代背番号「14」を背負った津田恒実がその一人。プロ1年目の82年に11勝を挙げ新人王に輝いたが、86年から抑えになり、同年22セーブをあげてリーグ優勝に貢献。89年には最優秀救援投手のタイトルを手にした。
上原浩治も当てはまる。上原は98年ドラフト1位で巨人に入団し、1年目の99年に最多勝(20勝)、最優秀防御率(2.09)、最多奪三振(179)、最高勝率(.833)、沢村賞などを受賞し、02年にも最多勝(17勝)、最高勝率(.773)、沢村賞に輝いた。03年に最多奪三振(194)、04年に最優秀防御率(2.60)最高勝率(.722)と先発で実績を残してきた中で、プロ9年目の07年に抑えに配置転換。同年55試合に登板して、4勝3敗32セーブ、防御率1.74の成績を残して、巨人のリーグ優勝に貢献。翌年以降は再び先発に挑戦したが、メジャー挑戦2年目の10年以降はリリーフを務め、レッドソックス時代の13年から3年連続20セーブ以上挙げた。
02年と03年に最優秀救援投手に輝いた豊田清も、先発で97年と99年に2度二桁勝利をマークしたが、01年から抑えに転向。同年28セーブを挙げると、02年と03年は当時のパ・リーグ記録となるシーズン38セーブを挙げてタイトルを獲得。その後は抑えやセットアッパーで長く活躍した。
今江敏晃監督が現役時代にプレーしていたロッテでも、10年に05年から3年連続2桁勝利を挙げるなど、4度の二桁勝利を達成していた小林宏之が抑えに配置転換となり、29セーブをマーク。
今季日米通算250セーブを達成した平野佳寿(オリックス)は1年目から4年目までは先発を務めていたが、10年にリリーフに転向しセットアッパーに定着すると、13年からは抑えとなり、14年に最多セーブ。18年から3年間メジャーに挑戦し、21年にオリックスに復帰してからも抑えで3年連続25セーブ以上を挙げている。その他、薮田安彦、藤川球児、岩崎優など先発、セットアッパーを経験して抑えに転向した例もある。
則本は抑えに転向となる来季、どんな投球でチームを勝利に導くか注目だ。
則本は球団公式HPを通じて「来シーズンは、今江監督からの要請を受けまして、クローザーを務めたいと思います。チームも新体制となりますし、何より監督の想いに応えたいと思い、新しいポジションへのチャレンジを決めました」と、長年抑えを務めてきた松井裕樹が、海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す中で、守護神に配置転換となった。「チームが勝つために、プレーオフに進出して優勝するために、9回を自分らしく締めくくりチームに勝利を運ぶことができたらと思います」と決意を述べた。
これまで先発から抑えに配置転換となった投手は何人もいるが、則本が目標に掲げ、現役時代背番号「14」を背負った津田恒実がその一人。プロ1年目の82年に11勝を挙げ新人王に輝いたが、86年から抑えになり、同年22セーブをあげてリーグ優勝に貢献。89年には最優秀救援投手のタイトルを手にした。
上原浩治も当てはまる。上原は98年ドラフト1位で巨人に入団し、1年目の99年に最多勝(20勝)、最優秀防御率(2.09)、最多奪三振(179)、最高勝率(.833)、沢村賞などを受賞し、02年にも最多勝(17勝)、最高勝率(.773)、沢村賞に輝いた。03年に最多奪三振(194)、04年に最優秀防御率(2.60)最高勝率(.722)と先発で実績を残してきた中で、プロ9年目の07年に抑えに配置転換。同年55試合に登板して、4勝3敗32セーブ、防御率1.74の成績を残して、巨人のリーグ優勝に貢献。翌年以降は再び先発に挑戦したが、メジャー挑戦2年目の10年以降はリリーフを務め、レッドソックス時代の13年から3年連続20セーブ以上挙げた。
02年と03年に最優秀救援投手に輝いた豊田清も、先発で97年と99年に2度二桁勝利をマークしたが、01年から抑えに転向。同年28セーブを挙げると、02年と03年は当時のパ・リーグ記録となるシーズン38セーブを挙げてタイトルを獲得。その後は抑えやセットアッパーで長く活躍した。
今江敏晃監督が現役時代にプレーしていたロッテでも、10年に05年から3年連続2桁勝利を挙げるなど、4度の二桁勝利を達成していた小林宏之が抑えに配置転換となり、29セーブをマーク。
今季日米通算250セーブを達成した平野佳寿(オリックス)は1年目から4年目までは先発を務めていたが、10年にリリーフに転向しセットアッパーに定着すると、13年からは抑えとなり、14年に最多セーブ。18年から3年間メジャーに挑戦し、21年にオリックスに復帰してからも抑えで3年連続25セーブ以上を挙げている。その他、薮田安彦、藤川球児、岩崎優など先発、セットアッパーを経験して抑えに転向した例もある。
則本は抑えに転向となる来季、どんな投球でチームを勝利に導くか注目だ。