ニュース 2023.12.09. 17:00

長年球界を引っ張ってきた88年世代 現役の選手は誰がいる?

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DeNA・宮﨑敏郎 (C) Kyodo News
 9日に楽天の塩見貴洋が今季限りで現役引退を発表した。塩見は田中将大(楽天)、前田健太(米・タイガース)、坂本勇人(巨人)、柳田悠岐(ソフトバンク)、秋山翔吾(広島)らと同じ“88年世代”の選手だ。“88年世代”の選手たちも気がつけば多くの選手が今年35歳を迎える年齢で、今季は塩見をはじめ、堂上直倫(中日)、福田永将(中日)、木村文紀(日本ハム)がユニホームを脱ぐなど、現役を引退する選手たちが増えてきている。

 まだまだ主力として活躍する選手が多いのも“88年世代”だ。宮﨑敏郎(DeNA)は今季、打率.326をマークし17年以来の首位打者を獲得し、柳田もリーグ2位の85打点、リーグ3位の打率.299、リーグ5位の22本塁打と“三冠王”に届きそうな数字だった。

 坂本は4月終了時点で打率.186だったが、5月以降は復調し、終わってみればリーグ7位の打率.288、22本塁打、60打点と、まずまずの成績を残した。今季ショートとして通算2000試合出場を達成したが、シーズン最終盤にサードに転向。サードにポジションを移してからも、攻守に躍動した。

 秋山は4月終了時点で打率.404とロケットスタートを切り、5月終了時点で打率.358と同学年の宮崎とともにハイレベルな首位打者争いを繰り広げた。6月以降は徐々に調子を落とし、打率.274で終えた。

 投手陣ではメジャーでプレーする前田が6勝、防御率4.23、田中は今季規定投球回に届かず、7勝11敗、防御率4.91と苦戦し、西武の増田は19セーブも防御率5.45、石山泰稚(ヤクルト)も50試合に登板したが防御率4.40。大野雄大(中日)は左肘を手術した影響で1試合、石川歩(ロッテ)も右肩を手術した関係で一軍登板が1試合もなく、シーズン終了後に育成選手となった。野手陣に比べると、投手陣は苦戦する選手が多かった印象だ。

 来年36歳を迎える“88年世代”。指導者に転身するケースも増えているが、来季も野球界を引っ張っていって欲しいところだ。

▼現役の88年世代
澤村拓一(ロッテ / 1988年4月3日生)
前田健太(タイガース / 1988年4月11日生)
石川 歩(ロッテ / 1988年4月11日生)※育成選手
會澤 翼(広島 / 1988年4月13日生)
秋山翔吾(広島 / 1988年4月16日生)
増田達至(西武 / 1988年4月23日生)
梶谷隆幸(巨人 / 1988年8月28日生)
石山泰稚(ヤクルト / 1988年9月1日生)
大野雄大(中日 / 1988年9月26日生)
柳田悠岐(ソフトバンク / 1988年10月9日生)
田中将大(楽天 / 1988年11月1日生)
宮﨑敏郎(DeNA / 1988年12月12日生)
坂本勇人(巨人/ 1988年12月14日生)
福田秀平(ハヤテ223 / 1989年2月10日)
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