もう一度「優勝」色紙に込める
ヤクルトの長岡秀樹内野手(22)が12日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季の年俸3300万円から800万円アップの4100万円でサインした。(金額は推定)
苦しいシーズンとなった。昨季は遊撃のレギュラーとしてブレイク。ゴールデングラブ賞も獲得したが、今季は135試合の出場で打率.227、3本塁打、35打点と打撃が低迷した。
球団からは「1年間1回も抹消することなくやってくれた」と労われたが、本人は「何やってもうまくいかない時期が長かったですし、苦しい時期がほぼほぼでした」と、振り返った。
「常にこれがいいんじゃないか、あれがいいんじゃないかと思って過ごしています」という長岡。貪欲さが自身の強みと話す。
同期の武岡龍世をはじめ、元山飛優、現役ドラフトで巨人から北村拓己も加入し、内野の争いはし烈になる。来季は持ち前の貪欲さを発揮して、遊撃のポジションを不動のものにする。
取材・文=別府勉