「優勝できるように」4番が引っ張る
ヤクルトの村上宗隆内野手(23)が12日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現 状維持の年俸6億円でサインした。(金額は推定)
今季は140試合で打率.256、31本塁打、84打点。本塁打は巨人の岡本和真に次ぐリーグ2位で、打点はリーグ4位。しかし、打率は三冠王を獲得した昨季の.318よりも大幅に低下した。
「今年、悔しいシーズンになったので、来年はもう一度三冠王を取りにいきたい。三冠王を取ることによってチームも必ず勝てると思う」と色紙には「三冠王」と記した。「いろんな経験をさせていただいて、自分自身にとっても今後、長い野球人生、ためになることばかりでした」と振り返った村上。
チームは2連覇を果たしたあと今季は5位に終わった。自分自身を見つめることも増え、4番としての責任を感じたシーズンだった。「チームの4番がしっかり打たないと、なかなかいい順位にいきませんし、責任は僕にある。来シーズンは4番として優勝できるように頑張りたい」。2度目の三冠王とV奪回へ向けて、気持ちあらたに来季へ挑む。
取材・文=別府勉