課題は『ストライクゾーンへの適応』
現地時間12日、元千葉ロッテマリーンズ監督でMLBでも監督経験のあるボビー・バレンタイン氏(73)が『MLBネットワーク』内の番組に出演。ポスティングでのメジャー移籍を目指す山本由伸投手(25)についてコメントした。
番組司会者が今季メジャー1年目から好成績を収めた千賀滉大投手(30)の名を挙げながら山本についてバレンタイン氏へ尋ねると、同氏は「山本は千賀と比べて身長は低いが、優れた投手だ」と評価。
ただ1つ課題として、日米のストライクゾーンの違いを指摘した。日本には身長6フィート5インチ(約196㎝)を超える打者が少ないが、メジャーでは打線の殆どが日本の打者よりも高身長となり、その分メジャーの方がストライクゾーンが高くなると説明。続けて、既にMLBで活躍し、山本と体格の似たマーカス・ストローマン(約170㎝)とソニー・グレイ(約178㎝)の2投手の投球スタイルと比較。「ストローマンは左右の幅を使った投球をし、グレイはゾーンの外へ大きく曲がる変化球を武器にしているが、彼らと違って直球とスプリット、鋭く落ちるカーブで高低へ投げ分ける山本はメジャーのストライクゾーンへの適応が必要だろう」と語った。