大幅アップ更改
DeNAの山本祐大が14日、契約更改交渉に臨み「2300万円で契約させていただきました。素直に嬉しかったです」と大幅アップでサイン。今シーズンは71試合に出場し、打率.277、ホームラン3、打点16といずれもキャリアハイをマーク。大きな飛躍の年となったことで「思った以上にチームに貢献してくれた」と球団からも労いの言葉を送られたと明かした。
本人も「例年のシーズンに比べて1番出させて頂いたし、そういった面では非常に充実したシーズンでした」と笑顔。また「東さんとはずっとシーズン通して組ませてもらったピッチャーなので、賞も取らさせて頂いたことはすごく光栄なこと」と16勝を挙げた相方とのコンビで勝ち取った最優秀バッテリー賞に胸を張ったが、「でも来シーズンは色々なピッチャーとも組みたいですし、色々なピッチャーともいい成績を残したいと思っている」と来季を見据えた。
オフには例年通り「1月の沖縄で梅野(隆太郎)さんとやらせていただきます」と虎の先輩キャッチャーと自主トレを行うとし「レギュラーを取ること、チームを勝たせることが目標なので、ブロッキングにしてもスローイングにしても成長できる部分はたくさんあると思うので、そういったところを学びたい」と、レベルアップで正捕手取りに標準を定めた。
具体的には「100試合スタメンで出ること。今年は(キャッチャー)3人制でやらせていただきましたけれども、貪欲に一人でもやれるんだというところを見せていきたいと思いますし、バッティングにしても守備にしても、一年間戦い抜くという大変さはまだまだ経験していないですし。体力面も全体的な力をつけるようにやっている最中なので、精神面でもついていけるようにやっていきたい」とキッパリ。
続けて「チームは優勝することを掲げている。キャッチャーはそこに対してすごく重要なポジションだと思うので、チームを勝たせられるようにしたい」と決意した。ドラフト9位から這い上がったハングリー精神を武器に、7年目のシーズンは扇の要に収まってみせる。
取材・文=萩原孝弘