6年総額1億1300万ドル(約160億円)の大型契約
韓国プロ野球・キウムからポスティングシステムでサンフランシスコ・ジャイアンツへの移籍が決まった李政厚(イ・ジョンフ)外野手(25)が15日(日本時間16日)、本拠地のオラクル・パークで入団会見を行った。
ジャイアンツのチームカラーであるオレンジのネクタイを着用し登壇。「ジャイアンツが自分を選んでくれたことを光栄に思う。ここで勝利を目指し、チームメートとファンのために全力を尽くします。レッツゴー、ジャイアンツ!」と意欲を語った。
父は中日ドラゴンズでも活躍し、日韓通算2083安打を誇る李鐘範(イ・ジョンボム)氏。息子のジョンフは父が中日1年目の1998年に名古屋市の病院で産まれ、2001年まで日本で育った。高卒1年目から打率.324をマークするなど、韓国リーグの7年間で通算打率.340をマーク。「韓国のイチロー」と称される左の好打者で、2年連続の首位打者&初の打点王を獲得した2022年はシーズンMVPを受賞した。
今季は左足首靭帯損傷の大ケガを負ったもののシーズン終盤に復帰。オフにポスティングシステムを利用しジャイアンツと合意した。契約内容は6年総額1億1300万ドル(約160億円)。4年後の2027年に契約を破棄できるオプトアウトの条項も含まれているという。背番号はキウムでも背負っていた『51』に決定。韓国の安打製造機がメジャーの舞台でどこまでやれるか注目が集まる。