「FA市場の中で優れた救援投手の1人」
楽天から海外FA権を行使しメジャー移籍を目指す松井裕樹投手(28)がカージナルスと交渉したと15日(日本時間16日)、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が自身のX(旧Twitter)で伝えた。
フェインサンド記者は「NPBで5度、オールスターに選出された救援左腕・松井裕樹が木曜日(現地14日)にセントルイスを訪問。カージナルスと面談した」と投稿。「楽天に10年在籍した28歳は、通算236セーブをマーク。FA市場の救援投手の中で、優れた選手の1人と認識されている」とつづった。
同記者の投稿に米メディアも反応。移籍情報を扱う『MLB Trade Rumors』は15日、カージナルスのブルペン強化に関する最新情報として「松井との面談は注目すべき進展」と取り上げ、左腕について「楽天での10シーズンでキャリアハイの39セーブを含む6度の30セーブ以上を記録。2023年は57回1/3イニングを投げ、防御率1.57という驚異的な成績を残した」と紹介した。
一方で不安要素として、身長174センチ、体重74キロの体格を挙げ「成功を収めてきた例が少ないフレーム」と言及。それでも「評価は球団によって異なるだろうが、彼が終盤のリリーフとして活躍できると信じる球団があるのは当然」と結論づけた。
カージナルスには侍ジャパンの一員としてWBC優勝に貢献したヌートバーが所属。昨季の地区優勝から一転、今季は地区最下位に沈み、救援投手は今オフの補強ポイントのひとつとなっている。