「上手くいかなかった」大谷との最後のシーズン
ロサンゼルス・エンゼルスのペリー・ミナシアンGMが現地時間15日に応じた取材について、MLB公式サイトのレット・ボリンジャー氏が明らかにした。
ドジャースへの移籍が決まった大谷翔平との交渉について、ミナシアン氏は「公にすることではない」としつつ、大谷と代理人のネズ・バレロ氏とは良好な関係を築いていたと話した。
また、今季のトレード期限までに大谷を放出しなかったことについて取材陣から問われると、この件についても「話すつもりはない」としたものの、「私たちは本当に良い野球をしていた。残りのシーズンで(プレーオフをかけて)競い合うチャンスは確実にあった。しかし順調に進まなかった。後悔は全くない。本当に良いチームだと感じていた。上手くいかなかっただけなんだ」と当時のチームを振り返った。
オフシーズンに関してミナシアン氏は「このチームは勝利を求めている」と話し、既に今オフはアダム・コラレック投手(34)、ルイス・ガルシア投手(36)、アダム・シンバー投手(33)と3人のベテランリリーフ投手を獲得。例年の課題となっているブルペン陣を強化した。
さらに現地時間8日にはブレーブスとトレードを成立させ、エバン・ホワイト内野手(27)とタイラー・トーマス投手(27)を獲得、対価としてダビッド・フレッチャー内野手(29)とマックス・スタッシ捕手(32)を放出した。このトレードについてミナシアン氏は、「このトレードにより財政的な柔軟性を得て、いくつかの選手の動向を追うことが出来るだろう」と説明しており、FA選手の獲得とトレードの両方を視野にチームの強化を図っていくと見られる。