オリックスからポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を目指した山本由伸のドジャース入団が決まった。
入団会見で「今日からはドジャースの一員として、ワールドチャンピオンになるために、もっと野球が上手くなれるよう、新しい毎日を過ごしていくことを、ロサンゼルスのファンの皆さんにお約束します。今日からは本当の意味で憧れるのをやめなければいけません。自分自身が憧れてもらえるような選手になれるよう頑張ります」と決意を述べた。
過去に日本人選手はドジャースで9人プレーしており、そのうち5人がドジャースでメジャーデビューを飾った。
“トルネード旋風”を巻き起こした野茂英雄が、初めて日本人メジャーリーガーでドジャースブルーのユニホームに袖を通した。メジャー1年目の95年5月2日のジャイアンツ戦でメジャーデビューすると、6月2日のメッツ戦でメジャー初勝利を飾り、その後も勝ち星を積み重ねていき最終的に13勝をマーク。奪三振数はリーグ最多の236を記録し、最多奪三振のタイトルを獲得した。日米に衝撃を与えた1年となった。
02年に入団したサウスポーの石井一久は、オープン戦で精彩を欠いたが、シーズンが始まると開幕から6連勝。シーズン最終盤となった9月8日のアストロズ戦で、頭部に打球を受ける大怪我を負うも、メジャー1年目は野茂の13勝を上回る14勝を挙げた。
3人目は06年に入団した斎藤隆だ。マイナー契約で入団した斎藤だが、当時守護神を務めていたエリック・ガニエが故障者リスト入りしたため、メジャー昇格を果たした。昇格当初は中継ぎも、シーズン途中からクローザーに抜擢。最終的に1年目は72試合に登板して、6勝2敗24セーブ、防御率2.07。メジャー挑戦前の評価を覆す働きぶりだった。
斎藤がドジャースに加入した2年後の08年に、黒田博樹が入団。背番号は来季から山本が背負う『18』を着けてプレーした。同じ先発の野茂や石井一のように1年目から二桁勝利とはならなかったものの、先発ローテーションの一員として183回1/3を投げ、防御率を3.73した。
そして5人目は、同じくドジャース時代に背番号『18』を背負った前田健太。15年オフにポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を目指しドジャースに加入。デビュー戦となった4月6日のパドレス戦では投げては6回、5安打、無失点でMLB初勝利を挙げれば、打っては第2打席にメジャー初安打となる本塁打を放つ“鮮烈デビュー”を飾った。メジャーでも日本時代と変わらぬ投球を見せ、1年目から16勝(11敗)を挙げた。
ドジャースでメジャーデビューした日本人投手は、1年目からしっかりと結果を残している。山本も1年目から大活躍に期待したいところだ。
【ドジャースでメジャーデビューした投手の1年目成績】
野茂英雄(95年)
成績:28試 13勝6敗 防2.54
石井一久(02年)
成績:28試 14勝10敗 防4.27
斎藤隆(06年)
成績:72試 6勝2敗24S 防2.07
黒田博樹(08年)
成績:31試 9勝10敗 防3.73
前田健太(16年)
成績:32試 16勝11敗 防3.48
山本由伸(24年)
成績:?
入団会見で「今日からはドジャースの一員として、ワールドチャンピオンになるために、もっと野球が上手くなれるよう、新しい毎日を過ごしていくことを、ロサンゼルスのファンの皆さんにお約束します。今日からは本当の意味で憧れるのをやめなければいけません。自分自身が憧れてもらえるような選手になれるよう頑張ります」と決意を述べた。
過去に日本人選手はドジャースで9人プレーしており、そのうち5人がドジャースでメジャーデビューを飾った。
“トルネード旋風”を巻き起こした野茂英雄が、初めて日本人メジャーリーガーでドジャースブルーのユニホームに袖を通した。メジャー1年目の95年5月2日のジャイアンツ戦でメジャーデビューすると、6月2日のメッツ戦でメジャー初勝利を飾り、その後も勝ち星を積み重ねていき最終的に13勝をマーク。奪三振数はリーグ最多の236を記録し、最多奪三振のタイトルを獲得した。日米に衝撃を与えた1年となった。
02年に入団したサウスポーの石井一久は、オープン戦で精彩を欠いたが、シーズンが始まると開幕から6連勝。シーズン最終盤となった9月8日のアストロズ戦で、頭部に打球を受ける大怪我を負うも、メジャー1年目は野茂の13勝を上回る14勝を挙げた。
3人目は06年に入団した斎藤隆だ。マイナー契約で入団した斎藤だが、当時守護神を務めていたエリック・ガニエが故障者リスト入りしたため、メジャー昇格を果たした。昇格当初は中継ぎも、シーズン途中からクローザーに抜擢。最終的に1年目は72試合に登板して、6勝2敗24セーブ、防御率2.07。メジャー挑戦前の評価を覆す働きぶりだった。
斎藤がドジャースに加入した2年後の08年に、黒田博樹が入団。背番号は来季から山本が背負う『18』を着けてプレーした。同じ先発の野茂や石井一のように1年目から二桁勝利とはならなかったものの、先発ローテーションの一員として183回1/3を投げ、防御率を3.73した。
そして5人目は、同じくドジャース時代に背番号『18』を背負った前田健太。15年オフにポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を目指しドジャースに加入。デビュー戦となった4月6日のパドレス戦では投げては6回、5安打、無失点でMLB初勝利を挙げれば、打っては第2打席にメジャー初安打となる本塁打を放つ“鮮烈デビュー”を飾った。メジャーでも日本時代と変わらぬ投球を見せ、1年目から16勝(11敗)を挙げた。
ドジャースでメジャーデビューした日本人投手は、1年目からしっかりと結果を残している。山本も1年目から大活躍に期待したいところだ。
【ドジャースでメジャーデビューした投手の1年目成績】
野茂英雄(95年)
成績:28試 13勝6敗 防2.54
石井一久(02年)
成績:28試 14勝10敗 防4.27
斎藤隆(06年)
成績:72試 6勝2敗24S 防2.07
黒田博樹(08年)
成績:31試 9勝10敗 防3.73
前田健太(16年)
成績:32試 16勝11敗 防3.48
山本由伸(24年)
成績:?