ロッテの和田康士朗が13日、ロッテ浦和球場で自主トレを公開した。
和田は昨年10月30日に左肘関節術(クリーニング手術)を受けたが、「バッティングは10割に近い形でできていて、投げることをちょっとずつ上げていくという感じですね」と、この日の自主トレではキャッチボール、ティー打撃、マシンでの打撃練習などで汗を流した。
和田は昨季からコンパクトなスイングにスタイルチェンジし、オールスター明けの打撃成績は、打率.362(47-17)、3本塁打、8打点、10盗塁。特に勝負の9月以降は1点を争う代走での出場がメインで打席に立つ機会が減少する中で、9月最初のスタメンとなった24日のソフトバンク戦で本塁打を含む4安打するなど、少ないチャンスで“結果”という形で応えた。
シーズン終了後の取材では「いろいろなものをやっていけということで、いろいろなものをやっていて、シーズン後半はしっかり数字もしっかり出て結果を残せたんじゃないかなと思います」と手応えを掴みつつも、「それをどれだけ続けられるかというのが、今後の課題としてありますね」と“継続性”を課題に挙げていた。
年が明けて、昨季後半の打撃について「あの時はいろいろ変えたりしていましたけど、あの期間だけ変えてそれが良かったのか、ただ調子が良かったのかわからないので、しっかりキャンプで去年の後半のバッティングを継続しつつ、色々また変えていけたらと思います」と現状に満足せず、進化していくことを誓った。
昨季は“ライナー性”を意識した打撃だったが、今季から新たに取り組むことについて訊くと、「今はとにかくライナーを打てる確率を上げていけるようにしていきたいです」とキッパリ。
この日の打撃練習を見ると、右足の上げ方を小さくしたり、色々なタイミングの取り方で打っているように見えた。「バッティングの中でタイミングが合わないと自分のスイングができないので、タイミングを一番大事にしていますね」とのことだ。
昨季終了後の取材で、「バッティングはまだまだなので、しっかり来年(2024年)は最初からスタメンで出られるようなバッティングをしていきたいと思います」と話していたが、具体的に“スタメンで出られるようなバッティング”について訊くと、「ライナーで内野、外野の間を抜く打球を打つのが一番だと思うので、そういう打球を打てるように頑張りたい」と教えてくれた。
外野手のレギュラーを争うライバルは多いが、その中でも1学年上の髙部瑛斗、愛斗、2学年後輩の藤原恭大、山口航輝と近い世代の選手が多くいる。同世代の外野手がどんな自主トレをしているか気になったりするのだろうかーー。
「この時期はあまり気にならないです。試合が始まって同じポジションの選手が打ち出したら気になりますけど、という感じですね」。
レギュラーで出るために必要なことについて「一番はバッティングですね」と力強く話した和田。22年に盗塁王に輝くなど、代走で何度もチームを救う走塁を見せてきており、その実力は証明済み。あとは、昨季後半のような打撃を継続することができるかがレギュラー奪取へカギとなる。
取材・文=岩下雄太
和田は昨年10月30日に左肘関節術(クリーニング手術)を受けたが、「バッティングは10割に近い形でできていて、投げることをちょっとずつ上げていくという感じですね」と、この日の自主トレではキャッチボール、ティー打撃、マシンでの打撃練習などで汗を流した。
スタイルチェンジした打撃の今
シーズン終了後の取材では「いろいろなものをやっていけということで、いろいろなものをやっていて、シーズン後半はしっかり数字もしっかり出て結果を残せたんじゃないかなと思います」と手応えを掴みつつも、「それをどれだけ続けられるかというのが、今後の課題としてありますね」と“継続性”を課題に挙げていた。
年が明けて、昨季後半の打撃について「あの時はいろいろ変えたりしていましたけど、あの期間だけ変えてそれが良かったのか、ただ調子が良かったのかわからないので、しっかりキャンプで去年の後半のバッティングを継続しつつ、色々また変えていけたらと思います」と現状に満足せず、進化していくことを誓った。
昨季は“ライナー性”を意識した打撃だったが、今季から新たに取り組むことについて訊くと、「今はとにかくライナーを打てる確率を上げていけるようにしていきたいです」とキッパリ。
この日の打撃練習を見ると、右足の上げ方を小さくしたり、色々なタイミングの取り方で打っているように見えた。「バッティングの中でタイミングが合わないと自分のスイングができないので、タイミングを一番大事にしていますね」とのことだ。
レギュラーで出るために
昨季終了後の取材で、「バッティングはまだまだなので、しっかり来年(2024年)は最初からスタメンで出られるようなバッティングをしていきたいと思います」と話していたが、具体的に“スタメンで出られるようなバッティング”について訊くと、「ライナーで内野、外野の間を抜く打球を打つのが一番だと思うので、そういう打球を打てるように頑張りたい」と教えてくれた。
外野手のレギュラーを争うライバルは多いが、その中でも1学年上の髙部瑛斗、愛斗、2学年後輩の藤原恭大、山口航輝と近い世代の選手が多くいる。同世代の外野手がどんな自主トレをしているか気になったりするのだろうかーー。
「この時期はあまり気にならないです。試合が始まって同じポジションの選手が打ち出したら気になりますけど、という感じですね」。
レギュラーで出るために必要なことについて「一番はバッティングですね」と力強く話した和田。22年に盗塁王に輝くなど、代走で何度もチームを救う走塁を見せてきており、その実力は証明済み。あとは、昨季後半のような打撃を継続することができるかがレギュラー奪取へカギとなる。
取材・文=岩下雄太