入団会見で新庄監督(左)と握手する山﨑福也 (C)Kyodo News

◆ 強化したいセンターライン

 2024年も早くも2週間が経ち、選手たちの自主トレも本格化。2月からは各地で春季キャンプがスタートする。日本ハムは今年も一軍が沖縄県名護市、二軍は沖縄県国頭村でキャンプを実施。最下位脱出へ、今オフは積極的な補強が目立っている日本ハム。勝負の新庄体制3年目へ、土台作りとなるキャンプの見どころを探る。

●FA争奪戦&新外国人獲得に惜しみない投資

 今オフ、先発ローテの柱だった上沢直之がメジャーリーグのレイズとマイナー契約を結んだが、昨季オリックスで11勝を挙げた山﨑福也のFA争奪戦に勝利。さらに、長身右腕のパトリック・マーフィー、救援右腕のアニュラス・ザバラを獲得し、昨季メジャーで60試合に登板し、2021年以来の“出戻り”となったドリュー・バーヘイゲンと2年総額800万ドル(約11億6000万円)で再契約した。野手では、MLB通算108本塁打を誇る右の長距離砲フランミル・レイエス、俊足巧打の左打者アンドリュー・スティーブンソンを獲得。新戦力がどうマッチするか期待が膨らむ。

●楽しみな先発ローテ争い、左腕王国になる可能性も

 上述の通り先発陣は上沢が抜けたものの、NPBでの実績がある山﨑とバーヘイゲンが加入。すでに今季の開幕投手に内定してる伊藤大海、3年連続で規定投球回をクリアしている加藤貴之を含めた4投手がローテーションの軸となり、ここに昨季101回1/3を消化し防御率2.75だった上原健太、昨季ともに6勝を挙げた鈴木健矢と北山亘基、2年目を迎える金村尚真、若手成長株の根本悠楓らが加わる。さらに、ドラフト1位で獲得した細野晴希(東洋大)も期待のローテ候補。経験豊富な加藤や山﨑に加え、上原や根本、細野がローテに定着することになれば12球団最強の“左腕王国”となる。

●不安定なセンターライン、3年目を迎える指揮官の選択は?

 新庄監督が「トライアウトのシーズン」と公言した2022年の就任1年目から、日本ハムのセンターラインは流動的な状態が続いている。捕手は併用制のため致し方ないが、昨季の二塁でのスタメン出場者は13人もおり、その中の最多は加藤豪将の31試合。適任者選びに難航した様子が伺える。遊撃のスタメン出場者は8人で、最多は上川畑大悟の72試合で次点は奈良間大己の35試合。こちらは二人の競争がメインだった。二遊間に関しては現時点で目立った補強はない。キャンプからオープン戦にかけレギュラーを奪う選手は現れるのか、それとも今季も流動的になるのか注目したい。

 昨季の中堅スタメン出場者は、最多が五十幡亮汰の50試合、次点は江越大賀の40試合。しかし、五十畑は打率.228、江越は同.180と二人とも打撃面で苦しんだ。そんな中で俊足巧打のスティーブンソンが加入。新助っ人は中堅を守れ、来日1年目から打撃面でアジャストすることができればできれば正中堅手の座をつかむことになりそうだ。

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ベースボールキング編集部

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