球団初の連覇目指し本格始動!
阪神は1月19日、2月1日からスタートする春季キャンプの一軍帯同メンバーを発表した。新人ではドラフト2位の椎葉剛投手(21=徳島インディゴソックス)が唯一のメンバー入り。ともに高卒2年目の門別啓人投手(19)と茨木秀俊投手(19)も一軍スタートとなった。昨年に引き続き、一軍は沖縄県宜野座村、二軍は沖縄県うるま市で実施。連覇を目指す阪神キャンプの見どころを探る。
●12球団屈指の先発陣、開幕投手争いも激戦
昨季の先発防御率はリーグ1位の2.79。先発陣の充実ぶりは12球団屈指だ。昨季100イニング以上を消化した投手は伊藤将司、村上頌樹、大竹耕太郎、才木浩人、西勇輝、青柳晃洋と6人もおり、あとに続く西純矢や昨シーズン途中に先発に転向したジェレミー・ビーズリーも虎視眈々と開幕ローテ入りを狙う。キャンプ一軍スタートとなった門別と茨木がどこまで通用するかにも注目。ドラフト1位の下村海翔(青学大)は二軍スタートだが、即戦力候補をじっくりと調整させられる余裕が王者にはある。
●救援陣も充実、開幕一軍入りをかけたバトル開始
リリーフ陣は、昨シーズン登板数トップ3だった岩崎優、加治屋蓮、岩貞祐太の3投手が二軍スタート。実績組がマイペースで調整を進める間に、新人の椎葉や現役ドラフトで加入した前オリックスの漆原大晟、新外国人右腕のハビー・ゲラはしっかりとアピールしたい。守護神返り咲きを狙う湯浅京己、昨季終盤に好パフォーマンスを見せた岡留英貴ら既存戦力の突き上げにも期待。救援陣の開幕一軍争いも激戦必至だ。
●レギュラーを脅かす新星は現れるか?
攻撃陣はまず、昨季のレギュラー陣がケガなくシーズンインできるかが最大の焦点。その中で主力を脅かし、アクシデントや不振の際にしっかりカバーできる新戦力の出現に期待がかかる。外野では覚醒が待たれる井上広大と前川右京に加え、育成入団ながら昨年11月に支配下昇格を果たした右のロマン砲・野口恭佑が一軍メンバー入り。キャンプ初日から火花散らすアピール合戦に期待したい。
阪神の一軍キャンプメンバーは以下の通り。
<投手>
ハビー・ゲラ、西純矢、西勇輝、青柳晃洋、椎葉剛、伊藤将司、門別啓人、漆原大晟、才木浩人、浜地真澄、及川雅貴、村上頌樹、桐敷拓馬、茨木秀俊、大竹耕太郎、富田蓮、岡留英貴、湯浅京己、石井大智、ジェレミー・ビーズリー
<捕手>
梅野隆太郎、坂本誠志郎、藤田健斗、中川勇斗
<内野手>
木浪聖也、大山悠輔、熊谷敬宥、佐藤輝明、渡邉諒、小幡竜平、中野拓夢、植田海
<外野手>
森下翔太、近本光司、シェルドン・ノイジー、井上広大、ヨハン・ミエセス、前川右京、小野寺暖、野口恭佑