期待のルーキー4名が一軍スタート
DeNAは23日、横浜市内の映画館で一軍、二軍の首脳陣ら約130名でスタッフミーティングを行った。ミーティング後に取材に応じた三浦監督は「キャンプに向けて、シーズンに向けて、えー、チーム全体で意識を揃えるっていうところでのミーティングです」と意義を説明。
また約10日後に迫った春季キャンプでのルーキーの一軍、二軍の振り分けにも触れ「宜野湾組が投手では松本(凌人)、野手では石上(泰輝)、井上(絢登)、度会(隆輝)の4名ですね」と社会人1名、大卒2名、独立出身1名を抜擢したと明言した。
続けて「新戦力ルーキーということもありますし、まあしっかりと一軍のキャンプで、どういう動きをするか。順調に来てるという報告を受けてますし、その辺りを見ていきたいですね」と自分の目でチェックしたいとコメント。注目の度会は「現状外野です。内野の練習0じゃないですけども、まずは、外野として宜野湾キャンプに参加します」と併用プランの可能性は否定。印象については「元気だなと」セールスポイントを改めて評価し「自主トレでも順調に来てますし、特に懸念材料もないですし。編成の方からも即戦力の選手だと聞いてますから。10日から紅白戦も入ってきますから、実戦に向けて、そういうところでも見てみたいし、見ないといけないという選手だと思ってます」と大きな期待を寄せていた。
ルーキー全体に対しては「まず自分が持ってるものを出して、初めてのキャンプ、すべてが初めての体験なので、今までやってきたことをそのまま出してくれればいいと思います」と自然体で挑んで欲しいと説いた。そのうえで「今の自分がDeNAでどの位置にいるのかっていうところを確認しないといけないですし、そういう意味も含めて宜野湾にしました」と改めて抜擢の意味を説いた。
キャンプでは「秋季トレーニングでは個を中心にやってもらいましたけども、シーズンに向けて、春のキャンプはチームプレーを中心にやっていきます」と本番を見据えた時期にするとした三浦監督。今永昇太が抜け、バウアーの去就も不透明な先発陣、課題の1、2番、そしてクローザー争い…4年目の三浦ベイスターズは、春季キャンプから熾烈な競争が待ち構えている。
取材・文=萩原孝弘