今オフ、ソフトバンクへFA移籍した山川穂高の人的補償選手として甲斐野央が西武へ移籍した。
甲斐野は18年ドラフト1位でソフトバンクに入団した投手。年齢や当時の状況と異なり、全く参考にならないが、過去にドラフト1位、自由獲得枠でプロ入りした投手が“人的補償”選手として移籍した1年目にどんな成績を残しているのだろうかーー。
13年オフにソフトバンクへFA移籍した寺原隼人の人的補償選手として、03年自由獲得枠でプロ入りした馬原孝浩がオリックスへ移籍。1年目の13年は守護神候補として期待されたものの、故障の影響でシーズンの大半をファームで過ごし、一軍登板は3試合だった。翌14年は8回・佐藤達也に繋ぐ、勝ち試合の7回の男として、55試合に登板し、32ホールドをマークするなど、Aクラス入りに貢献している。
18年オフには03年自由獲得枠で入団した巨人・内海哲也がFA移籍した炭谷銀仁朗の人的補償選手として西武へ。移籍1年目の19年、チームはリーグ2連覇を達成したが、内海自身は故障の影響により、プロ入り後初めて一軍登板がなかった。
07年高校生ドラフト1巡目でソフトバンクに入団した岩嵜翔は、21年オフにFA移籍した又吉克樹の人的補償選手で中日へ。移籍1年目の22年は開幕一軍を掴むも、移籍初登板となった3月26日の巨人戦で、右肘に違和感を訴え、翌日に一軍登録抹消。リハビリを続け復帰を目指したものの、同年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた。
ソフトバンクへFA移籍した近藤健介の人的補償選手として日本ハムに加入した田中正義は飛躍の1年に。16年ドラフト1位でソフトバンクに入団し、21年にリリーフで18試合に登板して防御率2.16をマークしたが、故障に泣いたシーズンが多く、22年もわずか5試合の登板にとどまった。
日本ハムに移籍した昨季、開幕一軍を掴むと、5月に入ってから本格的に抑えに転向し、前半戦を31試合、2勝2敗7ホールド、14セーブ、防御率2.40の成績で、自身初となるオールスターゲームにも出場。後半戦に打ち込まれる試合もあったが、最終的にはシーズン自己最多の47試合、2勝3敗8ホールド、25セーブ、防御率3.50と充実の1年となった。
甲斐野は新天地となる西武でキャリアハイの成績を残せるか注目だ。
▼ ドラ1、自由獲得枠で人的補償移籍した選手の移籍1年目成績
馬原孝浩(ソフトバンク→オリックス)
12年:一軍登板なし(ソフトバンク)
13年:3試 0勝0敗1H0S 防0.00(オリックス)
内海哲也(巨人→西武)
18年:15試 5勝5敗0H0S 防4.17(巨人)
19年:一軍登板なし(西武)
岩嵜翔(ソフトバンク→中日)
21年:48試 2勝5敗14H 6S 防4.17(ソフトバンク)
22年:1試 0勝0敗0H0S 防-(中日)
田中正義(ソフトバンク→日本ハム)
22年:5試 0勝0敗1H0S 防0.00(ソフトバンク)
23年:47試 2勝3敗8H25S 防3.50(日本ハム)
甲斐野は18年ドラフト1位でソフトバンクに入団した投手。年齢や当時の状況と異なり、全く参考にならないが、過去にドラフト1位、自由獲得枠でプロ入りした投手が“人的補償”選手として移籍した1年目にどんな成績を残しているのだろうかーー。
13年オフにソフトバンクへFA移籍した寺原隼人の人的補償選手として、03年自由獲得枠でプロ入りした馬原孝浩がオリックスへ移籍。1年目の13年は守護神候補として期待されたものの、故障の影響でシーズンの大半をファームで過ごし、一軍登板は3試合だった。翌14年は8回・佐藤達也に繋ぐ、勝ち試合の7回の男として、55試合に登板し、32ホールドをマークするなど、Aクラス入りに貢献している。
18年オフには03年自由獲得枠で入団した巨人・内海哲也がFA移籍した炭谷銀仁朗の人的補償選手として西武へ。移籍1年目の19年、チームはリーグ2連覇を達成したが、内海自身は故障の影響により、プロ入り後初めて一軍登板がなかった。
07年高校生ドラフト1巡目でソフトバンクに入団した岩嵜翔は、21年オフにFA移籍した又吉克樹の人的補償選手で中日へ。移籍1年目の22年は開幕一軍を掴むも、移籍初登板となった3月26日の巨人戦で、右肘に違和感を訴え、翌日に一軍登録抹消。リハビリを続け復帰を目指したものの、同年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた。
ソフトバンクへFA移籍した近藤健介の人的補償選手として日本ハムに加入した田中正義は飛躍の1年に。16年ドラフト1位でソフトバンクに入団し、21年にリリーフで18試合に登板して防御率2.16をマークしたが、故障に泣いたシーズンが多く、22年もわずか5試合の登板にとどまった。
日本ハムに移籍した昨季、開幕一軍を掴むと、5月に入ってから本格的に抑えに転向し、前半戦を31試合、2勝2敗7ホールド、14セーブ、防御率2.40の成績で、自身初となるオールスターゲームにも出場。後半戦に打ち込まれる試合もあったが、最終的にはシーズン自己最多の47試合、2勝3敗8ホールド、25セーブ、防御率3.50と充実の1年となった。
甲斐野は新天地となる西武でキャリアハイの成績を残せるか注目だ。
▼ ドラ1、自由獲得枠で人的補償移籍した選手の移籍1年目成績
馬原孝浩(ソフトバンク→オリックス)
12年:一軍登板なし(ソフトバンク)
13年:3試 0勝0敗1H0S 防0.00(オリックス)
内海哲也(巨人→西武)
18年:15試 5勝5敗0H0S 防4.17(巨人)
19年:一軍登板なし(西武)
岩嵜翔(ソフトバンク→中日)
21年:48試 2勝5敗14H 6S 防4.17(ソフトバンク)
22年:1試 0勝0敗0H0S 防-(中日)
田中正義(ソフトバンク→日本ハム)
22年:5試 0勝0敗1H0S 防0.00(ソフトバンク)
23年:47試 2勝3敗8H25S 防3.50(日本ハム)