身長184センチの大型サブマリン
オリックスを戦力外となりDeNAに新加入した中川颯投手(25)が1日、キャンプ初日からブルペン入りした。
山本祐大を相手に「ケガにも気をつけながら7~8割くらいの力で真っ直ぐを中心に投げました」と32球。投球後は山本と綿密にコミュニケーションを取り「ベイスターズにアンダースローがいなかったので、組み立ての部分の確認をしました」と振り返った。
横浜出身で、桐光学園高から立大を経て2020年の支配下ドラフト4位でプロ入り。オリックスでは入団年からリーグ3連覇を果たした強力投手陣の層の厚さに屈したが、育成契約だった昨季は二軍戦で防御率1.38をマークした。
幼少期から憧れていた地元球団に支配下選手として加入。「コーチの方々は小さい頃、ハマスタでよく観ていたので、昨日のミーティングではすごく興奮しました」と笑みを浮かべた。
まずは先発での調整を進めており、「必要とされたところで自分の仕事ができるように。新入団なのでルーキーの気持ちでやっていきたい」とサブマリン。キャンプ序盤からアピールを重ね、ローテ整備が急務となっているチームの救世主になりたい。
(取材・文=上村祐作)