昨季はセ・リーグ3位の15盗塁マーク
昨季、自己最多の82試合に出場したヤクルトの並木秀尊外野手(24)が、さらなる飛躍へ研鑽を積んでいる。
2023年は塩見泰隆のケガもあり出番が激増。出場82試合中、スタメン機会は37試合だったが、持ち前のスピードを生かしセ・リーグ3位の15盗塁を記録した。レベルアップを図る今キャンプ。チームには盗塁王のタイトルを4度獲得した西川遥輝や内外野をこなせる前ソフトバンクの増田珠が加わり外野の陣容は厚くなった。
この日の走塁練習中、二塁ランナー時にタッチアップなどで三塁へスタートを切る際の上体の起こし具合について、並木と西川が会話する場面が見られた。ともに走力が武器のライバルだが、目指すはチームの勝利。その上で並木は、さらなる走塁スキル向上へ「西川さんは走塁のスペシャリストなので、盗めるだけ盗んで自分のモノにしていきたいです」と貪欲な姿勢を覗かせた。
(取材・文=上村祐作)