「パワーもらいました」
春季キャンプ初の休日となった5日、1軍帯同の度会隆輝、松本凌人、石上泰輝、井上絢登の新人4選手が、春季キャンプの冠スポンサー・マルハニチロ株式会社が運営する本マグロの養殖場を訪問。実際に船に乗り込み、生け簀に向かって餌やり体験を行った。
約30分の乗船後、153センチ、70.2キロの養殖マグロを口にした度会は「ほんとにとても美味しかったので、また来たいです」、松本は「めちゃ美味しかったです。その一言につきます」、井上は「パワーもらいました」石上は「美味しかったです」とそれぞれ第一声。
沖縄のブルーの海に度会は 「自分の小さい悩み事が、海を見るとちっぽけだなと思ったんで、これから先もっともっとね、頑張りたいなと思いました」と意を新たにし「上からマグロを見たの初めてだったんで、すごい新鮮でした。迫力がすごかったっす」と目を丸くした。また「僕と松本選手と石神選手の餌は結構食いついてたんですけど、井上選手の餌だけ、餌あげた時だけマグロは散ってました」と“同期イジり”も披露し、持ち前のエンターテイナーぶりを発揮した。
シーズン中のマルハニチロデーでは完全養殖マグロが贈呈されることが恒例となっていることに度会は「マグロが1番好きなんで、マグロづくしにしたい。取れるように頑張りたいです」と意欲。松本は「絶対、絶対取ります。絶対取ります」と一際声を張り上げた。
あすからは第2クールに突入することに度会は「プロ入って初めての試合になり、この3日間の 練習がすごい大事になってくると思う。まず怪我なくやる、やりきるのが1番の。成長できるようにやりたいなと思います」、松本は「僕はそのメインでまだ、フィールディングとかしかできてないんで、あのメインでしっかりと結果でき出せるように準備していきたいなと思います」。井上は「自分の持ってるものをしっかり全力で出せたら」石上は「自分に厳しく、しっかり 準備できたらなと思ってます」とそれぞれ決意表明した。
なかなか経験することのできない餌やりプチクルーズと新鮮なマグロ試食でパワーチャージしたルーキーズ。その先のキャンプもマグロのように休まず突き進んでいきそうだ。
写真・文・取材 / 萩原孝弘