ロッテの石垣島春季キャンプ第2クール最終日は、午前中は練習をしたあと、12時30分から紅白戦が行われた。
第二球場での打撃練習では、今季6年目の山口航輝が角度のついたライナー系の打球を放っていた。「今日は良くなかったですけど、まあまあそれ以外の日は低いライナーで打ててるんじゃないかなと思います」。
若手時代はライナー系でスタンドインしていたが、21年の秋季練習で角度のついたフライ系の打球の練習をし、昨年の春季キャンプでは「(フライ系の打球は)一番理想としている形ですし、体が上手いこと使えていれば、勝手に打球が上がっている。高いフライを上がっている時は、決して自分で上げにいかないのでいい感じかなと思います」と取り組んでいた。そして、この日は角度のついたライナー系の打球、これは新しい山口航輝なのだろうかーー。「去年とは違う感覚はあるし、良い感じで打ててると思います」。
去年の同時期と比べて、「去年もいい状態で入りましたし、今年は怪我して入りましたけど、バッティングの状態も良い。今日だけあまり良くなかっただけです」とのことだ。
胸板が厚くなり、ユニホームがピチピチになったように見える。ユニホームを小さくしたのか訊くと、「体が大きくなった感じです」とし、ユニホームのサイズは「変えていないです」と教えてくれた。
紅白戦では山口と同学年の菊地吏玖が、「昨日傾斜でキャッチボールした時もいい感じで、ちょっと力が入っちゃったんですけど、その感じで割と入れたかなと思います」と、1回11球、三者凡退に抑える投球を見せた。
菊地は4-0の5回裏、紅組の5番手で登板すると、先頭の和田康士朗を見逃し三振、続く髙部瑛斗をストレートで見逃し三振、最後は小川龍成を遊ゴロに打ち取った。
菊地は「ある程度自分の思い描いていた、特に髙部さんの打席とかは上からしっかりボールを叩くことを意識してやって、しっかり低めにずっと決まっていたので、そこは良かったです」と評価。「まだ変化球、フォークですね。決め球のところが最初の和田さんの打席の時は甘かったですし」としながらも、「ただそこも前だったらそのまま高めにふけてボールだったところが、落ちてくれたのもあるので、そこの悪かったところばかりじゃなくて、良かったところも拾いつつ、また修正してきたいなと思います」と話した。
また、この日は走者がいない時にセットポジションでの投球だったことについては「直したい部分、自分が課題に思っている部分が、セット以降のところだったので、そこでテンポよくたくさん投げたほうが修正もききやすい。その辺を考慮して、今だけと僕は思っているんですけど、今後もワインドアップに戻すことを視野に入れつつ、今はセットでやっている感じです」と明かした。
取材・文=岩下雄太
第二球場での打撃練習では、今季6年目の山口航輝が角度のついたライナー系の打球を放っていた。「今日は良くなかったですけど、まあまあそれ以外の日は低いライナーで打ててるんじゃないかなと思います」。
若手時代はライナー系でスタンドインしていたが、21年の秋季練習で角度のついたフライ系の打球の練習をし、昨年の春季キャンプでは「(フライ系の打球は)一番理想としている形ですし、体が上手いこと使えていれば、勝手に打球が上がっている。高いフライを上がっている時は、決して自分で上げにいかないのでいい感じかなと思います」と取り組んでいた。そして、この日は角度のついたライナー系の打球、これは新しい山口航輝なのだろうかーー。「去年とは違う感覚はあるし、良い感じで打ててると思います」。
去年の同時期と比べて、「去年もいい状態で入りましたし、今年は怪我して入りましたけど、バッティングの状態も良い。今日だけあまり良くなかっただけです」とのことだ。
胸板が厚くなり、ユニホームがピチピチになったように見える。ユニホームを小さくしたのか訊くと、「体が大きくなった感じです」とし、ユニホームのサイズは「変えていないです」と教えてくれた。
菊地、1回無失点
紅白戦では山口と同学年の菊地吏玖が、「昨日傾斜でキャッチボールした時もいい感じで、ちょっと力が入っちゃったんですけど、その感じで割と入れたかなと思います」と、1回11球、三者凡退に抑える投球を見せた。
菊地は4-0の5回裏、紅組の5番手で登板すると、先頭の和田康士朗を見逃し三振、続く髙部瑛斗をストレートで見逃し三振、最後は小川龍成を遊ゴロに打ち取った。
菊地は「ある程度自分の思い描いていた、特に髙部さんの打席とかは上からしっかりボールを叩くことを意識してやって、しっかり低めにずっと決まっていたので、そこは良かったです」と評価。「まだ変化球、フォークですね。決め球のところが最初の和田さんの打席の時は甘かったですし」としながらも、「ただそこも前だったらそのまま高めにふけてボールだったところが、落ちてくれたのもあるので、そこの悪かったところばかりじゃなくて、良かったところも拾いつつ、また修正してきたいなと思います」と話した。
また、この日は走者がいない時にセットポジションでの投球だったことについては「直したい部分、自分が課題に思っている部分が、セット以降のところだったので、そこでテンポよくたくさん投げたほうが修正もききやすい。その辺を考慮して、今だけと僕は思っているんですけど、今後もワインドアップに戻すことを視野に入れつつ、今はセットでやっている感じです」と明かした。
取材・文=岩下雄太