「常に結果を残すことを意識してやっていますね」。
春季キャンプ中にこのように話していたロッテの2年目・菊地吏玖が15日、ヤクルトとの練習試合に登板し、2回を無失点に抑え、対外試合初登板で無失点という“結果”を残した。
菊地は0-4の3回にマウンドに上がると、一死走者なしから長岡秀樹に四球を与えたが、北村拓己を右飛、北村恵吾を右飛に打ち取り、無失点で切り抜ける。2イニング目となった4回は先頭の丸山和郁を三ゴロ、並木秀尊に二塁打を浴びたものの、武岡龍世を投ゴロ、オスナを空振り三振でピンチを脱した。
プロ1年目の昨季、4月21日の日本ハム二軍戦で『左内腹斜筋損傷』で離脱するなど、一軍登板は1試合にとどまり、シーズン終了後には『2023アジアウインターベースボールリーグ』に参戦し、力強いストレートを中心に9試合・10イニングを投げ、5被安打、2与四球、6奪三振、防御率0.00と抜群の投球を見せた。
ウインターリーグが終わった後は、「いい感じで、一人の時間でちゃんとできましたし、いい時間だったかなと思います」と、自分自身を追い込み1人でトレーニングを積んだ。また、12月まで実戦を行っていたことも「年末ギリギリまで試合をやっていたので、体の出来具合も苦労しなかった。(体を)作んなきゃ、作んなきゃというふうに躍起にならずにスッと入れたのでそこは良かったかなと思います」と、プラスに働いた。
春季キャンプでは「もちろんシーズン戦える体づくりもそうですし、中継ぎで投げるのが濃厚なので、そこにちゃんと入っていけるように準備したりとか。オフにやってきたこと、ちゃんと体を作ってきたので、ボールに伝えられるかというところをやっています」と、しっかりとテーマを持って取り組んできた。
石垣島春季キャンプ第2クール最終日となった11日の紅白戦では、紅組の5番手で登板し、1回11球、三者凡退に抑える投球を見せた。15日のヤクルトとの練習試合を含めると、2試合連続で無失点になる。
「とにかく相手バッターを一人一人、1球1球思い切って投げて、どんどん抑えていくところを見てもらえたら、それが僕の持ち味になると思いますし、それがいいんじゃないかなと思います」。
昨季はチームメイトの友杉篤輝をはじめ、同期入団でプロ入りした他球団の選手たちが一軍で活躍する姿を見て悔しい思いをした。「中継ぎなので、いろんな試合で、一軍にいたらですけど、投げる機会があると思う。ずっと帯同してどの試合でもいけるように準備したいなと思います」。だからこそ、今季は一軍で開幕から投げ続けたいという想いは誰よりも強い。1試合、1試合、与えられた登板機会を“結果”で応え、まずは開幕一軍を掴みにいく。
取材・文=岩下雄太
春季キャンプ中にこのように話していたロッテの2年目・菊地吏玖が15日、ヤクルトとの練習試合に登板し、2回を無失点に抑え、対外試合初登板で無失点という“結果”を残した。
菊地は0-4の3回にマウンドに上がると、一死走者なしから長岡秀樹に四球を与えたが、北村拓己を右飛、北村恵吾を右飛に打ち取り、無失点で切り抜ける。2イニング目となった4回は先頭の丸山和郁を三ゴロ、並木秀尊に二塁打を浴びたものの、武岡龍世を投ゴロ、オスナを空振り三振でピンチを脱した。
リリーフに配置転換へ
ウインターリーグが終わった後は、「いい感じで、一人の時間でちゃんとできましたし、いい時間だったかなと思います」と、自分自身を追い込み1人でトレーニングを積んだ。また、12月まで実戦を行っていたことも「年末ギリギリまで試合をやっていたので、体の出来具合も苦労しなかった。(体を)作んなきゃ、作んなきゃというふうに躍起にならずにスッと入れたのでそこは良かったかなと思います」と、プラスに働いた。
春季キャンプでは「もちろんシーズン戦える体づくりもそうですし、中継ぎで投げるのが濃厚なので、そこにちゃんと入っていけるように準備したりとか。オフにやってきたこと、ちゃんと体を作ってきたので、ボールに伝えられるかというところをやっています」と、しっかりとテーマを持って取り組んできた。
石垣島春季キャンプ第2クール最終日となった11日の紅白戦では、紅組の5番手で登板し、1回11球、三者凡退に抑える投球を見せた。15日のヤクルトとの練習試合を含めると、2試合連続で無失点になる。
「とにかく相手バッターを一人一人、1球1球思い切って投げて、どんどん抑えていくところを見てもらえたら、それが僕の持ち味になると思いますし、それがいいんじゃないかなと思います」。
昨季はチームメイトの友杉篤輝をはじめ、同期入団でプロ入りした他球団の選手たちが一軍で活躍する姿を見て悔しい思いをした。「中継ぎなので、いろんな試合で、一軍にいたらですけど、投げる機会があると思う。ずっと帯同してどの試合でもいけるように準備したいなと思います」。だからこそ、今季は一軍で開幕から投げ続けたいという想いは誰よりも強い。1試合、1試合、与えられた登板機会を“結果”で応え、まずは開幕一軍を掴みにいく。
取材・文=岩下雄太