キャンプ絶好調の菅野の白星が巨人優勝の鍵を握る
覇権奪回に向けて、2年連続Bクラスからの脱却を目指す巨人。特に昨季は先発防御率がセ・リーグ4位の3.16と振るわず、チームが波に乗れなかった。新生巨人のチーム作りを任された阿部慎之助監督は、現役時代バッテリーを組んだ内海哲也氏を投手コーチに招へいし、投手陣立て直しへと舵を切っている。
19日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』では、今季の巨人の先発陣について野村弘樹氏・谷沢健一氏共に「キーマンは菅野智之」と明言した。その理由について、キャンプで取材を行った野村氏は「昨年・一昨年と苦しんだが、今年はキャンプでのコンディションが良い。表情も明るく、チームスタッフからも菅野が良いと評判だった。昨年の数字は絶対にありえない」と言い切った。巨人の先発陣の柱として、昨年二桁勝利をマークした戸郷翔征や山﨑伊織の名前も挙がる中「戸郷がいて山﨑がいても、やはり菅野がまだまだやらなければいけない。昨年の倍どころか3倍くらいの数字を上げてほしい」と強い期待感を示した。
続けて谷沢健一氏もキャンプ取材での菅野の印象を上げて「非常に朗らかに今の状態を話してくれた。肘の心配も今はないと言っていた」と説明。
昨季は右肘の張りが原因で出遅れ、14試合に登板し4勝8敗と不本意な結果となった菅野だが、今年はそのリベンジに燃えている。阿部監督も「例年にないほど早い仕上がり。それを若い選手が見て、相乗効果になっている」と頷き、内海投手コーチは「状態はめちゃくちゃ良い。ウォーミングアップも先頭に立ってやっているし、初日からブルペンに入って本当に良い球を投げている」と太鼓判を押す。今季は開幕からベテランエースの投球に期待がかかる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』