1軍キャンプ参加のルーキー泉口・佐々木のレギュラー奪取はあるか
4年ぶりの優勝を狙う新生巨人。昨季はチーム打率.252・チーム本塁打164本とリーグトップの成績を残した強力攻撃陣の活躍が、今季も必要不可欠だ。岡本和真・坂本勇人を主軸として、若手とベテランの相乗効果がリーグ覇権奪回への鍵となる。
19日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』では、まず1軍キャンプに参加しているルーキー泉口友汰と佐々木俊輔に注目が集まった。
泉口については阿部慎之助監督も「守備は一軍にいても遜色ない」と太鼓判を押している。ロングインタビューを行った野村弘樹氏は「そうなると課題はバッティング」と指摘。谷沢健一氏もキャンプでの打撃練習を見て「インサイドの捌きができないと、早いボールに詰まってしまう。上手く捉えてライト線に運べるようになってほしい」と解説した。
佐々木について谷沢氏は「コンパクトに打てる選手。ロッテの角中勝也のようにシュアなバッティングで強い打球を飛ばしている。実戦向きだ」と評価。野村氏も「面白い存在の選手。ロングティーでも丁寧にしっかりバットが振れていた。バットコントロールもよさそうだし、インコースも腕を畳んで打っている」とその能力の高さに太鼓判を押していた。
ルーキーの好調な滑り出しを見ていれば、野村氏は「丸も黙っていないんじゃない?」とベテラン丸佳浩に注目。「ティーバッティングも丁寧にやっていて、状態は良さそう」とキャンプ取材での印象を語った。
さらに期待の若手野手として、解説陣からは昨年ブレイクした門脇誠と秋広優人の名前が挙がった。門脇について谷沢氏は「昨季の成長が大きい。様々なスポーツ経験からくる身のこなしは類を見ない」と絶賛。野村氏も「スピード・馬力・ガッツがある」と門脇の昨季以上の活躍を確実視した。秋広について野村氏は「松井秀喜臨時コーチも阿部監督も付きっ切りで助言していた。期待を感じる」と首脳陣が求めるものに対してどれだけ応えられるか注目を寄せた。
阿部監督は今季の目標として「打って守って、最後1点多く取って勝ち、優勝したい」と述べた。勝負を決める1点をどう取りに行くか、阿部監督の采配と野手陣の更なる活躍に期待が高まる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』