「昨年の分やり返すというのがもうここに出てますよ」
ヤクルトの村上宗隆と山田哲人が3日、中日とのオープン戦でアベックホームランを放ち、順調な調整ぶりを披露した。まずは初回2死1塁の場面で打席に入った村上は、中日先発の小笠原慎之介の投じた低めのストレートを一閃。打球は広いバンテリンドームの右中間に突き刺さる豪快な2ランで先制した。続く2回には先頭打者として登場した山田哲人が低めのスライダーをすくい上げ、レフトスタンドへ運ぶソロホームランを放った。
4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した笘篠賢治氏は「まだオープン戦ですけれども、この1発はファンの皆さんもどれだけアベックホームランを今シーズン見られるんだろうっていうところ」とし「しっかり捕らえた完璧な内容じゃないですか。しかも小笠原からですからね。この辺りはいい調整、しっかりと順調に来てるなっていうところを見せてくれましたね」とOBとして二人の活躍に目を細めた。
もう一人の解説者・平松政次氏も「このチームを引っ張っていくのはこの2人なんですよ。この2人が元気でやれば他もついてきますし、得点能力もどんどん上がってきますから。昨年の分やり返すというのがもうここに出てますよ。非常に内容的にもいいしファンも喜んでますでしょうね」と昨年からのリベンジに太鼓判を押していた。
トリプルスリーと三冠王達成者の2人がともに本来の姿を発揮すれば、昨年の5位から「ヤり返せ!」ることが現実味を帯びてくる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』