度会は.444、石上は.636とともに高打率をマーク
DeNAのドラフト1位・度会隆輝と4位・石上泰輝のコンビが3日のオリックス戦でも躍動した。まず1番に入った度会は3回にライト前、8回にはセンター前、9回にも四球を奪いリードオフマンの仕事を全うした。8番でスタメンの石上は5回にライト前で出塁するとすかさず2盗を決め足でもアピール。7回にはオリックスの守護神・平野佳寿のストレートをライトスタンドに叩き込む同点2ランを放つ活躍を見せた。
4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した平松政次氏は「度会がいい成績を収めてますね。ほんとに出た試合はほとんどヒット打ってますしね。バットコントロールもいいし、そろそろホームランも見たいですね。長打も打ちますから」とし「とりあえず答えを出してますんで、当然このまま行けばトップバッターで使ってもらえるでしょう」と絶賛。
もう一人の解説者の笘篠賢治氏も「強さと柔らかさを両方持ち合わせてますよね」と技術的な部分を解説。続けて「それと性格的な部分で勝ち気。なかなか1年目で狙って投げたわけじゃないですけど、あのインサイドの頭付近に来たのに睨み返してるぐらいの気持ちの強さですよね。今どき珍しいですよ。でもそういう風な闘志を見せるその姿という部分も、チーム内でも刺激になります」と最終回に仰け反って避けるほどのボールに対し、一歩も引かない姿勢にも高評価を与えていた。
また石上について平松氏は「バッティングと足はもう言うことない。これだけのパワーを持ってるのに上手さもあるじゃないですか。泳いでもちゃんと芯で捉えて、ホームランバッターのような打ち方をしてますので、これは期待していいんじゃないでしょうかね」と活躍に太鼓判。笘篠氏は「東洋大学出身でしょ。去年の東都からピッチャーはドラフトで随分プロに入りましたけど、みんな球が速いリーグだったんですよ。だからスピードという部分には、結構もうついてこれると思います」と解説。そのうえで「あとはプロの変化球ですけど、今日は泳ぎながらライト前に打って、かなり点数が上がりましたね」と対応力にも非凡なものがあると目を光らせた。
現時点で度会は.444、石上は.636とともに高打率をマーク。このまま開幕スタメンを奪い取っていくのか、日に日に注目度も増している。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』