新たに4投手の開幕IL入り報道
現地時間5日、先発ローテーション入りが予想されていた4人の先発投手の開幕絶望が報じられた。
まずはアストロズのジャスティン・バーランダー。右肩の負傷により2週間遅れてキャンプインしたために調整が不十分であることから、開幕日は負傷者リストで迎えることをジョー・エスパーダ監督が明かした。現在のバーランダーに大きな故障は無く、シーズン初先発に万全を期すための決定であると伝えられている。
2人目はカージナルス新加入のソニー・グレイ。4日のナショナルズ戦に先発登板したが、1回2/3を終えたところで右ハムストリングの張りにより途中降板。翌日のMRI検査の結果、軽度の肉離れと診断されたことをジョン・モゼリアック編成本部長が発表し、開幕に難色を示した。グレイは27日の初登板後に今季の開幕投手内定が発表されていたが、一転して開幕不透明な状況となった。
ルーカス・ジオリトも同様に新天地デビューが遠のくことになった。昨季3球団でプレーし、今季からレッドソックスに加入していたが、右肘の違和感により負傷者リストに入ることが球団から発表された。既に行われたMRI検査の結果は明かされていないが、『ESPN』のジェフ・パッサン記者は、内側側副靭帯の部分断裂に加えて、屈筋を痛めている可能性が高く、今季全休の可能性も出てきたと報じている。ジオリトは1日のツインズ戦で右肘に違和感を感じたと話しており、この日は2回1/3を投げ、1被本塁打、3四球、4失点という内容だった。
マーリンズの若手先発ブラクストン・ギャレットも開幕に間に合わないことをスキップ・シューメーカー監督が明かした。左肩痛により調整が遅れ、既に4度のブルペン投球を行っているが、未だ実戦形式の登板は出来ておらず、追加の調整期間が必要という判断が下された。ギャレットは4年目の昨季9勝を挙げブレーク。チームの2番手としてプレーオフでの先発登板も果たしたが、今季は出遅れる形となった。