大谷翔平が全打席出塁で山本由伸を援護
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)が現地時間6日に行われたホワイトソックスとのオープン戦に「2番・指名打者」でスタメン出場。今季初めて2日続けての出場となった試合で2打数2安打、1打点、1四球、1盗塁と活躍を見せた。
相手先発はマイケル・コペック。初回先頭のムーキー・ベッツが四球で出塁し、第1打席を迎えた大谷は、フルカウントから内角に投じられた速球を詰まりながらも二遊間へ運び、遊撃への内野安打。2試合ぶりの安打で無死一三塁のチャンスを作ると、続く3番のフレディ・フリーマンが左翼へ犠牲フライを放ち、三塁走者のベッツが生還。MVPトリオで先制点を挙げ、この犠飛の間に大谷は二塁タッチアップする好走塁も見せた。
2点ビハインドとなった2回表にもコペックと対戦。二死一二塁の好機で迎えた第2打席では内角低めへの速球を捉え、鋭いセンター返し。中前適時打で2打席連続安打をマークした。さらに、続くフリーマンへの初球で大谷が二塁への盗塁に成功すると、野手の捕球がもたついた間に三塁走者パヘスが生還。試合を振り出しに戻す3点目を演出し、初回3失点と苦しんだ山本由伸を援護した。
再び2点ビハインドとなった4回表にも二死一二塁で打席に入った大谷は、3番手のトゥキ・トゥサントの投じた4球全てを見送り、四球で出塁。二死満塁でフリーマンへ繋ぐと、フルカウントから右越え満塁本塁打。大谷が6点目のホームを踏み、逆転に成功。この攻撃終了後に、山本と共にグラウンドを後にした。
この試合が今季初めて2日続けてのスタメン出場となった大谷だが、普段通りのパフォーマンスで7点に関与する活躍。ドジャースでの初共演となった山本を援護した。3打席全てで出塁し、オープン戦成績は12打数7安打、打率.583、1本塁打、6打点、OPS1.667とした。