「昨年の成績ももちろんそうですけど、今年もローテーションの柱として1年間しっかりローテを守って、投手陣の先頭に立って引っ張っていって欲しいという思いで託しました」（三浦大輔監督）

　DeNAの開幕投手が7日、東克樹に決まった。

　東は昨季24試合・172回1/3を投げ、16勝3敗、133奪三振、防御率1.98の成績を残し、最多勝、最高勝率の二冠に輝いた。三浦監督は東に開幕投手を託した理由に「去年の成績はもちろんそうですけど、自主トレもしっかり順調にきていると報告を受けていましたし、今年は早い時期から東で行こうと決めていました」と説明。東に開幕投手を伝えたタイミングは「1月31日、沖縄に入ってスタッフミーティングの後です。部屋に呼んで、今年は開幕を任せたぞと一言伝えました」と明かした。

　開幕投手を三浦監督から伝えられた東は「僕自身も本当に自主トレの段階からシーズンを見据えて調整をしていたので、言われた時には覚悟に変わったという感じです」と気を引き締めた。

　東は22年にも開幕投手を務めており、これが自身2度目。その時の対戦相手も、今年の開幕相手と同じ広島、同じ横浜スタジアムが舞台だ。「前回同じカープ戦で結果を残すことができなかった。チームを勢いに乗せるためにも、しっかりと勝ちにつながるような投球ができたらいいなと思います」。

　広島打線の印象については「僕のイメージでは足で掻き回す野球をするイメージがあるので、先頭を抑えるとか細かいところをバッテリーで意識して取り組めたらいいなと思います」と語った。

　今季も先発ローテーションの柱として期待される東。「しっかりと先発の役割を果たして、チームの柱になれるように、まずは結果で示していけたらいいかなと思います」。3月29日18時30分開始予定の広島戦で、まずは今季最初のゲームで、チームに白星をもたらしてみせる。

（取材＝ニッポン放送アナウンサー・洗川雄司）