● 欧州代表 0 － 2 日本 ○
＜3月7日・京セラD大阪＞

　野球日本代表・侍ジャパンは7日、欧州代表と対戦。6人の投手がパーフェクトリレーを見せ、欧州代表に対し継投での完全試合を達成した。

　先発した関西大・金丸夢斗は初回、1番・2番を変化球で2者連続の空三振に仕留めると、3番を三ゴロに打ち取り、危なげない投球で初回を終えると、2回も2奪三振を奪うなど圧巻の投球を披露。2回を投げ無安打無四球4奪三振と衝撃デビューを飾った。

　3回は愛知工業大・中村優斗がマウンドに上がり、欧州代表の下位打線を3人で抑え1イニングをパーフェクト。4回からは松山晋也、5回は渡辺翔太、6回・7回は隅田知一郎、8回・9回は種市篤暉と計6人の投手が欧州代表打線を圧倒。見事に継投での完全試合を達成した。

　打撃陣は2回、先頭の5番・田村俊介が相手エラーで出塁したのをきっかけに一死一・三塁のチャンスを作ると、この試合スタメンマスクを被った8番・山本祐大が中犠飛を放ち2戦連続で先制に成功。8回には、万波中正が二塁打、小園海斗が四球を選び二死一・二塁の場面を作ると、紅林弘太郎の遊ゴロを相手遊撃手が後逸し2点目を追加した。

　対欧州代表2連戦で1点も与えなかった侍ジャパン投手陣。日本の投手力を世界に示し、大学生選手が活躍を見せるなど、収穫の多い強化試合2連戦となった。