昨季の左打者HRはわずか9本、期待の新大砲！

　中日の新外国人アレックス・ディカーソン外野手（33）が10日、広島とのオープン戦（マツダ）に「3番・左翼」でスタメン出場。5回の第3打席に“来日1号”となる右越えソロを放った。

　まずは初回の第1打席、無死一、三塁の好機で広島の先発右腕・ハッチから先制の左前適時打。これがオープン戦初打点となった。

　3回の第2打席は四球で出塁。5回の第3打席は二死無走者で広島の2番手右腕・河野と対戦し、カウント2－2後の低めカットボールを上手くすくい上げた打球は右翼席に着弾するソロ本塁打となった。ベンチでは立浪監督が笑顔でお出迎え。ディカーソンは「打ったボールはスライダーかカットかな。ギリギリだったけれど、なんとかホームランになり、追加点を入れることができてうれしいよ」と“来日1号”を振り返った。

　中日は昨シーズン、チームの全71本塁打のうち左打者が放ったアーチはわずか9本。調子を上げてきた左の新大砲にかかる期待は大きい。