「今はまだ勝ちにいってるわけではないので」
昨年日本一に輝いた阪神が、オープン戦開幕から9戦9敗と未だ未勝利のまま、最下位に沈んでいる。2009年の8連敗を超える球団ワーストとなっている現状に、11日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した斎藤雅樹氏は「今はまだ勝ちにいってるとかね、そういうわけではないので。やっぱり自分のできる、やれることをしっかりやるというのと、自分の調子をどんどん上げていくというところなんでしょうけどね」とまだ個人的な調整時期だと強調。しかし「でも、あんまり気持ちのいいものではないでしょうね。やっぱりこれだけ負け続けると…」とやや顔をしかめた。
もう一人の解説者の坂口智隆氏も「まあこの時期なんでって言ってしまえばそうなんですけど、やっぱり雅樹さんの言われた通り、気持ちのいいもんではないですね」と同調。「これからどんどんレギュラー陣が出場する時間が長くなってくるので、今若い選手たちがアピールしてやっていく時期なので、あんまり(勝ち負けは)気にしてないんじゃないのかなっていう感じはしますけどね」と勝負は二の次で、若手を見極めている最中だと解説した。
岡田監督は「勝敗なんて関係ない。気にせえへんと言うてるやん」とのコメントを裏付けるように、過去オープン戦最下位チームが6回も優勝している点に斎藤雅樹氏も注目。そのうえで「全く気にする必要ないですよ。大丈夫ですよ」とオープン戦の成績はシーズンとはリンクしないと言い切っていた。ここまで防御率3.55は12球団10位、打率はワーストの.205と苦戦している阪神。解説陣の言葉通り、シーズンには調整してくるのかにも注目だ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』