市制100周年を迎えた川崎で出陣式を開催
横浜DeNAベイスターズはシーズン開幕戦を間近に控えた13日、「横浜DeNAベイスターズ出陣式 2024」を開催した。例年は赤レンガ倉庫など横浜の観光施設で行われていたが、今年は球団の本拠地を神奈川県に移転してから70年目の節目を記念して、神奈川県内での最初の本拠地・川崎球場(現・富士通スタジアム川崎)があり、今年市制100周年を迎えた川崎で開催した。
三浦大輔監督、新キャプテンの牧秀悟、昨年まで所属していたENEOS野球部のグラウンド所在地として川崎市との縁が深い度会隆輝、開幕投手に決定している東克樹、元キャプテンの佐野恵太、この日のオープン戦でも2本のアーチを架けた宮﨑敏郎が登場。さらに川崎ブレイブサンダースの篠山竜青も参加し、集まったファンの前で今シーズンの健闘を誓った。
まず4年目の指揮を執る三浦大輔監督が「寒いですけれども、熱いですね」とファンの熱気に驚きの表情。「ちょっと数名怪我人が出ましたけども、それ以外は順調に来てるかなと思います」とここまでのチーム状況を報告した。
続いて各選手にマイクは移り、個人目標となると、まず宮﨑は「今年も個人の目標はなく、チームの勝利に貢献できるように」と例年通りの答え。佐野は「キャリアハイ目指すのはもちろんですけど、昨シーズンの分まで今シーズン活躍したいなと思ってます」と昨年のリベンジを果たすと宣言した。唯一のピッチャーでの参加となった東は「今シーズンも何回も『祐大のおかげ』と言えるように頑張りたいと思います」と昨年最優秀バッテリー賞を受賞した恋女房の名前を出して会場を沸かせた。最後に注目のルーキー・度会隆輝は「先ほど宮崎さんも言ってましたけど、個人の目標というよりはまず、チームの勝利、チームの優勝に貢献できるように、自分は 元気出して全力で頑張るだけ」とフォア・ザ・チームを強調した。
最後に「今年はチームスローガンが横浜進化ということで、我々も進化していきますし、ファンの皆様と一緒に進化して、必ず頂点に立てるように頑張っていきますので、一年間応援よろしくお願いします!」とファンに共闘をお願いしてイベントを締めた。
横浜を飛び出して川崎の街で出陣式を行ったベイスターズ。神奈川県民の夢を、今年こそ叶えてもらいたい。
写真・取材・文 / 萩原孝弘