オープン戦
○ 広島 3 － 2 DeNA ●
＜3月16日・マツダスタジアム＞

　DeNAは開幕カードの相手・広島に逆転負け。攻守ともにミスが続出した。

　DeNAは2－1と1点リードで迎えた6回裏、2番手の伊勢が一塁・京田の失策などでピンチを招き、内野ゴロの間に同点に追いつかれた。8回裏は4番手・森原が二死から左翼フェンス直撃の長打を許すと、中継プレーが乱れる間に三塁へ進まれ左翼・蝦名に失策が記録された。二死三塁となり、森原の暴投で逆転となる三塁走者が生還。中継プレーの乱れが決勝点につながってしまった。

　攻撃陣は直後の9回表、広島の守護神・栗林に対し先頭の途中出場・東妻、2番・林の連打で無死一、二塁の好機を作るも、続く蝦名の打席で二走・東妻が痛恨の牽制死。東妻はベンチにリクエストを要求するも判定は覆らなかった。

　一死一塁となり、今度は一走・林が二盗を試みるも判定はアウト。微妙なジャッジに林はリクエストを要求する仕草を見せたが、DeNAはすでに2連続失敗で行使する権利を失っており、勝負どころでリクエストすることができなかった。

　4回の攻撃では四球で出塁した3番・佐野、内野安打で出塁した5番・梶原がいずれも牽制に引っ掛かり憤死するなど、攻守両面でミスが続出したDeNA。噴出した課題を開幕までにつぶしたいところだ。