緩急自在のピッチングでアピール成功
横浜スタジアムで今季最後となったオープン戦は、7-2でDeNAがオリックスに快勝した。この日は昨日の中川颯に続き、先発の小園健太が5回を被安打3の2失点と安定したピッチングを披露。失点も突然降り出した雨に影響された3回のみで、主力を並べた王者・オリックス打線を相手の快投だけに、価値の高い内容となった。
試合後三浦監督は「立ち上がりも良かったですし、途中雨が降ったところであれっと思ったんですけど、その後は真っ直ぐで勝負できてましたし、スライダーも変化球も
小園本人も「立ち上がりからしっかり自分のリズムで投げることができましたし、点を取られた後もしっかり切り替えて5回を投げきることができました」と自己評価。3回は「若干雨を嫌がった部分があったので、自分の中でそこを言い訳にしないようにしないといけない。そこは反省点」と課題も口にした。その後は「ボールの勢い自体は良かったですし、カーブを使えていたので、バッターはストレートに刺されていた。ストレートとカーブは有効に使えました」と緩急を付けたピッチングには自信を深めたようだ。
ここまでを振り返って「自分のやることはやれましたし、アピールもできたと思います。いい意味で背伸びせず、今の自分の実力を見てもらえたかなと思います」と前を向いた18番。3年目の飛躍に向け、まず開幕一軍を掴んでみせる。
取材・文=萩原孝弘