「上手く反応できた」
ヤクルトは20日、神宮球場で日本ハムとのオープン戦に臨み、8-2で勝利した。
先発の高橋奎二は5回途中5安打2失点、9奪三振の力投を見せた。高橋は「左バッターに結構打たれた。そこはひとつ反省として次の試合に臨んでいきたい」と振り返った。
髙津臣吾監督は高橋について「バッターと駆け引きだったり、配球だったり、そういうところで勝負をしてほしいなあという感じはしますけど」としながらも、持ち味の力強いストレートについては「少しずつ上がってきている」と評価した。
開幕からローテの中心として期待される左腕に「年齢的にも経験的にもすごくいい時期をこれから迎えていくわけなので、そういうところのスタートとしてはいい一年にしてほしい」と、期待を込めた。
打線は3回に北村拓己の2点適時打などで序盤から3-1とリードすると、4回には途中出場の赤羽由紘が左翼席へオープン戦2号となるソロ本塁打を放ち、点差を3点に広げた。
赤羽は「追い込まれていたのでコンパクトに打つことを心掛けてました。上手く反応して打つことができました」とコメント。6回にも無死二・三塁でセンターへ2点適時打を放ち、2打席連続で結果を残した。
プロ4年目の赤羽について、髙津監督は「思い切りがいいので、失敗を恐れずスイング仕掛けていくというところは、若者らしく、大きなミスをすることもあるんですけど、しっかりバットを振って結果を出すというところはいいと思います。アグレッシブで」と評価した。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)