初の頂点か、22年ぶりの頂点か
『第96回選抜高等学校野球大会』は大会10日目の30日に準決勝2試合が行われ、健大高崎(群馬)と報徳学園(兵庫)が決勝進出を決めた。
第1試合の星稜(石川) - 健大高崎(群馬)は、中盤の6回まで星稜が1点リードも、7回表に健大高崎が1番・斎藤銀乃助の同点となる適時三塁打を足掛かりに一挙3得点を奪い逆転。5-4で春・夏通じて初の決勝進出を決めた。
試合後のインタビューで健大高崎の青柳博文監督は「星稜の佐宗投手は好投手ですけど、選手たちが狙い球を絞って良く打ってくれました。接戦を勝ちきれた事はチームとしても財産になると思います」と試合を振り返り、「気負わずに健大高崎らしい淡々とした野球で、群馬県初のセンバツ優勝を取りたいと思っています」と決勝への意気込みを口にした。
第2試合の報徳学園(兵庫)-中央学院(千葉)は、初回に報徳学園の4番・斎藤佑征の適時打で先制すると、4回裏にも辻本侑弥の適時打、間木歩のセーフティースクイズで追加点を奪う。5回にも得点を挙げ、リードを広げた報徳学園が2年連続のセンバツ決勝進出を決めた。
報徳学園の大角健二監督は「相手の追い上げが凄かったので、間木に最後まで投げて欲しかったんですけど、最後は継投をして勝負にこだわりました」と9回二死からの継投について振り返った。明日の決勝へ向けて「去年は決勝で悔しい思いをしたので、リベンジと思って明日は戦いたいと思います」と話した。
健大高崎と報徳学園による決勝は、明日3月31日(日)12時30分プレーボール予定だ。