「初登板初先発というムードは全くなかった」
西武は3日、本拠地開幕カード2戦目でオリックスと対戦し、3-0で完勝。この勝利で連勝となり、パ・リーグ単独首位に立った。西武の先発投手はプロ初登板初先発の武内夏暉。昨季リーグ王者のオリックス打線を相手に7回85球、1安打2四球無失点7奪三振と完璧な投球でプロ初勝利を挙げた。
昨年のドラフトで3球団が競合した黄金ルーキーの圧巻の投球は、3日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも大きな話題となった。
斎藤雅樹氏は「本当に素晴らしかった」と力を込め「初登板初先発で、もっと緊張感が出るかと思ったが、初回を上手く立ち上がって、最後まで腕を振って、一球一球魂を込めて投げている感じだった」と初めてのチャンスをものにした武内に最大級の賛辞を送った。「全ての球種が良かった。ストレート、スライダー、ツーシーム、チェンジアップ、カーブの全てで打ち取ることができていた。落ち着いていて、初登板初先発というムードは全くなかった」とルーキーの域を超えた投球に高評価だった。
江本孟紀氏も「もう出来上がっている。真っ直ぐも変化球も、勝負所でストライクからボールになるチェンジアップも良かった。これだけ出来上がっていたら、えらいことだよ」と驚きの声を上げた。
衝撃のデビューとなった武内。1年を通してどれだけの結果を残せるか、今後もさらに注目が集まる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』