「7割ぐらい打ってそうな感じ」

　昨夜は得意の京セラドームでDeNAに敗戦を喫した阪神だったが、この日は見事な逆転勝利を飾った。序盤に2失点し、3回までDeNA先発の濱口遥大にパーフェクトに抑えられ、4回には1点を返しながらもその後のチャンスを活かせぬジリジリした展開となったが、その流れを一気にひっくり返したのが、森下翔太の一発だった。

　1点ビハインドの6回、一死二塁の場面で打席に入った森下は、4球目の濱口のチェンジアップをすくい上げレフト5階席まで運ぶ豪快な逆転2ランを放つと球場の雰囲気も一転。その後は阪神ペースのまま5－2で勝利した。

　3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した斎藤雅樹氏は「なんと言っても思いっきりが一番いいですよね。それで、なんかやってくれそうな雰囲気は常にありますよね」と期待感をもたせるムードが漂っていると分析。もう一人の解説者・江本孟紀氏も「7割ぐらい打ってそうな感じ」とまだ打率が.167に留まっていることが信じられない活躍ぶりとし「だから貴重。この前のホームランもそうですし、やっぱり1番岡田監督も信頼してると思う」とゲームチェンジャーとしての存在に一目置いていた。

　ルーキーイヤーの昨年から、ここぞという場面で力を発揮してきた森下。今年もその姿は存在のようだ。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』