● 中日 0 － 2 巨人 ○
＜3回戦・バンテリンドームナゴヤ＞

　巨人・菅野智之が4日の中日戦に先発し、7回を無失点に抑え、今季初勝利を手にした。

　菅野は初回先頭の三好大倫に四球、続く田中幹也に送られ、得点圏に走者を背負ったが、高橋周平を左飛、中田翔を中飛に打ち取った。2回、3回は3人で片付けた。

　東海ラジオの制作で、ニッポン放送ショウアップナイターでも放送された4日の中日－巨人戦で解説を務めた谷繁元信氏は、打者9人との対戦を終えた時点での菅野の投球について「スライダーを主体にストライクゾーンの中、少しボールで誘ったり、時よりストレート、フォークという組み立てですけど、ある程度自分が狙っているあたりに投げられている。こうやって抑えられていると思いますね」と解説。

　菅野は4回、5回は走者を出したが併殺で切り抜ける。6回は先頭打者に出塁を許したが、相手の走塁ミスなどもあり、無失点。7回は3番・高橋周平からの打順も三者凡退に抑え、この日は7回・90球を投げ、4安打、3奪三振、無失点だった。

　谷繁氏は菅野の降板後、「バッテリーのうまさを今日は見せてくれたと思います」とし、「投げているボールも昔みたいに迫力があるかと言われたらそうではないんですけど、キレのいいボールに感じましたね。コンビネーションというか組み立てでドラゴンズの打線を打ち取っていくところがすごくうまかった試合だった」と評価した。

（提供：東海ラジオ ガッツナイター）