「ちょっとキャンプの時より落ちたんですけど、最近良くなってきた感じですね」。
ロッテの河村説人は、ここまでファームに2試合に登板し、2試合いずれも無失点に抑えている。
22年9月16日に『右尺骨神経前方移行術および右肘内側側副靭帯補強術』を受け、昨季は一軍登板がなく、今季から育成選手となった。2月2日の石垣島春季キャンプでの取材では、右肘の状態について「本当に順調で、久しぶりに気持ちよく投げられています」と話し、練習試合、オープン戦に向けて「また再発というか痛みが出ないように、しっかりトレーニングをして徐々に段階を上げてやっていきたいと思います」と話していた。
現在は右肘の状態について「投げている時は痛みを感じないですし、怖さからくる腕の振りの弱さだとか、あと一歩かなと思います」とのこと。
ストレートの強さについて「キャンプの方がやや強かったなと思うんですけど、最近また良くなってきたと思います」と手応え。スピードに関しても、「まだ40前半くらいしか出ていないので、遅くても40後半は投げたいなと。そこを目指してやっています」とのことで、140キロ後半のストレートを投げるため、「体の使い方だったり、腕のコンディションを整えてというのが一番かなと思います」と語った。
3月19日の巨人との二軍戦で今季初登板を果たし、1回、2安打、無失点に抑えると、今季2度目の公式戦登板となった3月30日の日本ハムとの二軍戦では、3-1の7回に登板し、1イニングをわずか9球、今川優馬から空振り三振を奪うなど、1回をパーフェクトリリーフ。特に今川から空振り三振を奪ったスライダーは、ストライクゾーンからボールゾーンに落ちる良いスライダーだった。本人も「この前の試合からスライダーがなんとなく強くなってきた感じがありました」と好感触を得た。
河村、最大の武器であるフォークについては、「フォークは変わらずなんですけど、球速がないと振られないので、そこをやっぱり球速とセットで良くなってくると思います」と自身の見解を述べた。
支配下選手登録復帰に向け、河村は「試合で抑えるのはもちろんですけど、しっかり自分の球を投げるというのを一番に考えてやっていきたいと思います」と決意を述べた。河村は新人時代の21年に4勝(1敗)、防御率3.46をマークした実績がある。ファームで結果を残し、ストレートの強さが戻った時に一軍復帰の可能性が高まりそうだ。マリーンズファンも河村が一軍のマウンドに戻ってくるのを楽しみに待っている。
取材・文=岩下雄太
ロッテの河村説人は、ここまでファームに2試合に登板し、2試合いずれも無失点に抑えている。
22年9月16日に『右尺骨神経前方移行術および右肘内側側副靭帯補強術』を受け、昨季は一軍登板がなく、今季から育成選手となった。2月2日の石垣島春季キャンプでの取材では、右肘の状態について「本当に順調で、久しぶりに気持ちよく投げられています」と話し、練習試合、オープン戦に向けて「また再発というか痛みが出ないように、しっかりトレーニングをして徐々に段階を上げてやっていきたいと思います」と話していた。
現在は右肘の状態について「投げている時は痛みを感じないですし、怖さからくる腕の振りの弱さだとか、あと一歩かなと思います」とのこと。
ストレートの強さについて「キャンプの方がやや強かったなと思うんですけど、最近また良くなってきたと思います」と手応え。スピードに関しても、「まだ40前半くらいしか出ていないので、遅くても40後半は投げたいなと。そこを目指してやっています」とのことで、140キロ後半のストレートを投げるため、「体の使い方だったり、腕のコンディションを整えてというのが一番かなと思います」と語った。
3月19日の巨人との二軍戦で今季初登板を果たし、1回、2安打、無失点に抑えると、今季2度目の公式戦登板となった3月30日の日本ハムとの二軍戦では、3-1の7回に登板し、1イニングをわずか9球、今川優馬から空振り三振を奪うなど、1回をパーフェクトリリーフ。特に今川から空振り三振を奪ったスライダーは、ストライクゾーンからボールゾーンに落ちる良いスライダーだった。本人も「この前の試合からスライダーがなんとなく強くなってきた感じがありました」と好感触を得た。
河村、最大の武器であるフォークについては、「フォークは変わらずなんですけど、球速がないと振られないので、そこをやっぱり球速とセットで良くなってくると思います」と自身の見解を述べた。
支配下選手登録復帰に向け、河村は「試合で抑えるのはもちろんですけど、しっかり自分の球を投げるというのを一番に考えてやっていきたいと思います」と決意を述べた。河村は新人時代の21年に4勝(1敗)、防御率3.46をマークした実績がある。ファームで結果を残し、ストレートの強さが戻った時に一軍復帰の可能性が高まりそうだ。マリーンズファンも河村が一軍のマウンドに戻ってくるのを楽しみに待っている。
取材・文=岩下雄太