大矢氏「すごいパワーを感じる」
巨人は7日、本拠地でのDeNA戦に3-0で勝利。3番手として登板した西舘勇陽は1回を三者凡退に抑えて4試合連続ホールドに成功した。
3点リードで迎えた8回、マウンドにはここまで3試合連続無失点の西舘が上がる。ルーキーながら勝ちパターンの継投を任されている22歳は、この日も先頭の梶原昂希を150キロの直球で空振り三振に抑えると続く楠本泰史も初球で右飛に抑えて簡単に二死を獲得。
DeNAのドラ1・度会隆輝との対戦では9球粘られたものの、最後は143キロのカットボールで投ゴロに抑えてこの日はお役御免に。1回14球無失点、無安打・1三振の内容でDeNAの反撃ムードを抑え込んだ。
開幕からリリーフで奮闘する西舘の活躍について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した大矢明彦氏は「すごいパワーを感じるピッチャーだよね」と開口一番称賛。
続けて番組MCを務めた岩本勉氏が「セットアップの役割は彼の性にあってますかね?」と話を振ると、「ストライクを放り込めるのがやっぱりいいですよ」と語り、新人離れした球の強さに度胸を重ねて高評価した。
4試合連続無失点に加え、平均投球数も12球を下回る成績を維持している黄金ルーキーについては、同じく出演した館山昌平氏も「マウンド度胸とボールも強いですし、ちょっといいセットアッパーだなと」と語り、その球威とメンタルに熱視線を浴びせた。
開幕3カードを終えて3位につけている巨人だが、昨季からの課題だったリリーフ陣に西舘がハマった事は間違いなくプラスに働いている。大勢以来の新人王獲得へ向け期待も高まっているが、若きセットアッパーがどこまで数字を残すか引き続き注目していきたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』