日本ハムでも“サチトラ”コンビ健在!
日本ハムは9日、ソフトバンク戦(熊本)に4-2で勝利し連敗ストップ。オリックスからFA移籍してきた山﨑福也が、7回途中2失点の粘投で移籍後初勝利を手にした。
4点の援護点をもらい1回裏のマウンドに上がった山﨑。いきなり四球と安打などで一死二・三塁のピンチを招いたが、ソフトバンクの4番・山川穂高を遊飛に仕留めるなど無失点スタートを切った。3回に5番・近藤健介に中越え2ランを浴び2点を返されたが、5回は無死満塁で山川を三ゴロ併殺に仕留めるなどピンチ脱出。7回途中9安打2失点と粘り、移籍後2戦目で待望の新天地勝利(1敗)を手にした。
9日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』では山﨑の粘投をピックアップ。解説の坂口智隆氏は「よかった」と左腕の移籍後初勝利を称えると同時に「伏見(寅威)捕手が良いところを引き出したなと思う」と女房役にスポットを当てた。
特にすべて得点圏のピンチで、4打席とも完璧に封じた山川への配球に着目。坂口氏は「山川選手に対してはずっと変化球攻め。ファウルを打たせてカウントを進めて『もうそろそろかな』と思うところでも、合っていないボールをずっと続けた。これが効いて、1試合4打席の中で(山川は)ずっと合わないままスイングをしているイメージだった。(山﨑の良さを)ホントに上手く引き出したなという感じでしたね」と指摘した。
山﨑と伏見は、オリックス時代からバッテリーを組んできた間柄。そんな息の合った名コンビについて「その日の調子もあると思うんですけど、上手くそこを見極めて『この球で行こう』というのがあったと思う。プラン通り上手く運べたと思う。山﨑投手らしい打たせて取る、相手を崩す投球ができていたと思う」と、チームが変わっても阿吽の呼吸で打者を翻弄する“サチトラ”コンビを称えた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』