先発がゲームを作り4番が還す!
中日がDeNAに6-1と快勝。連勝を5に伸ばし、8年ぶりの単独首位を守ることに成功した。この日は序盤から打線がつなぐバッティングを見せ、3回までに5得点をあげると、先発の松葉貴大が6回途中まで最少失点に抑えゲームメイク。6回にダメ押し点をもぎ取ると、自慢のリリーフ陣が今日もゼロを並べて勝利した。
10日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した齊藤明雄氏は松葉のピッチングに「右バッターに対して長打を怖がらないで、しっかり投げ込んでたのかなと。 まっすぐもそうですし、スライダー、カットボールもしっかり投げ込んでるから、 1番いいチェンジも効いてきますよね」と攻めの配球を評価。
「大きなファール、ホームラン性の当たりを打たれてるんですけど、ピッチャーからするとコースさえ間違えなきゃ大丈夫だっていう感じで投げてますよね。そして緩い球を上手く使い、緩急も入れながらインサイドで強気で攻めていく。 最終的にはアウトコースに抜くっていう感じでね。ベテランらしく、スピードだけじゃないよ。コントロール、緩急だよっていうピッチングをしましたよね。ナイスピッチングです!」とトータルの投球術を絶賛していた。
また15安打で6点を奪った打線には「去年は点が取れなくて苦労したと思うんですけど、今年は確実に得点圏に走者を進めて、なんとかホームベースに近いところでアウトになって、その次のバッターは2アウトなっても、ホームに返してくれる。強さが出てるなっていう感じですね」と犠打や進塁打を絡めた攻撃で得点できていると分析。
もう一人の解説者の笘篠賢治氏は「まず中田(翔)が4番に座って、前のバッターがしっかり形作りをして、中田さんに任せときゃ大丈夫っていうような、なんか安心感、落ち着きを感じますよね」と新加入の中田翔の存在が大きいと指摘すると、番組MCの真中満氏も「そうですね、なんかそれによって他のバッターたちも少し伸び伸びと言いますか、あまりプレッシャー感じずに打ってる感じもしますね」と相乗効果にも目を向けていた。
昨年と全く違う戦いを見せる立浪竜。今年こそセ・リーグの中心で戦い続ける。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』