制球面に難があったと分析
DeNA期待の小園健太が中日戦でプロ初先発デビューしたが、3回もたずに無念のKOとなってしまった。立ち上がりから制球に苦しみ、初回から細川成也にタイムリーを許すと、2回には不運な当たりに自らのフィールディングミスも絡み2失点。3回にはピッチャーの松葉貴大にもタイムリーを浴びるなど中日打線を止められず、2回2/3、5失点でマウンドを降りた。
苦い初マウンドとなった小園に対し、10日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した齊藤明雄氏は「初回の三好(大倫)に対してのボールはものすごくよかった。147キロのボールもありましたしね」と先頭打者を見逃し三振に取った場面は評価しつつも「そのあとがストライクとボールがあまりにもはっきりしていた。キャッチャーの松尾(汐恩)は若いんですけど、どのボールが1番ストライク取れるかを察知できなかったっていう感じで、降板になってしまったかなっていう感じですよね。相当リードも苦労したと思います」と制球面に難があったと分析。
しかいもう一人の解説者・笘篠賢治氏は「それでもポーカーフェースで表情に出さない」と落ち着いた態度に高評価を与えながらも「(ピッチャーの)松葉(貴大)に打たれたストレートはスッと投げたんですよ。やっぱりあそこは1つギアを上げたストレートをやっぱり投げるんですよね。そうやって前に飛ばさせないカウントを取る。そういうのも覚えていくようになると、自分を助けてくれるような投球になってくると思いますね」と投球術も学んでいって欲しいと期待した。
三浦監督から引き継いだ18番を背負う期待の若手右腕。この日の経験を活かして、次こそは初勝利をあげてもらいたいところだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』