上沢直之が3Aで今季初登板
ボストン・レッドソックスの上沢直之投手(30)が現地時間10日、球団傘下ウースター・レッドソックスの公式戦で今季初登板。先発投手として5回79球を投げて3失点という投球だった。
先発マウンドに上がった上沢は、先頭打者にいきなり三塁打を許すと、昨季MLBで9本塁打を放った有望株ビエントスに2ランを被弾。立ち上がりに2点を失った。
2回裏も四球でランナーを背負ったが、初三振を奪うなど無失点。3回裏は、初回に長打を許した2選手を三振に仕留め、三者凡退で終えた。
しかし4回裏、二死一塁からMLB通算1096試合出場のホセ・イグレシアスに適時二塁打を浴び、再び失点を喫した。続く5回裏は僅か9球で三者凡退とし、この回をもって降板。この試合は5回79球を投げて4安打、1四球、5奪三振、3失点という内容だった。
上沢はポスティングシステムを利用し、今年1月にレイズとマイナー契約。招待選手としてMLBキャンプに参加し、オープン戦は4試合登板で9回2/3を投げ、防御率13.03という成績。MLB開幕前日にレッドソックスへトレード加入し、開幕ロースター26人枠からは漏れたが、MLBロースター40人枠の一員としてマイナー待機となっていた。
レッドソックスは11試合を終え、MLBトップのチーム防御率1.72という数字を残しているが、先発ローテ2番手のニック・ピベッタが同9日に負傷者リスト入り。投手陣の新戦力が必要な状況となっている。