2024.04.11 18:00 | ||||
阪神タイガース | 0 | 終了 | 1 | 広島東洋カープ |
甲子園 |
成長著しい若きスラッガー
広島が接戦を制し、阪神との3連戦の勝ち越しに成功した。両軍の先発が快投を見せ、スコアレスのまま最終回まで進んだゲームを決めたのは、20歳の若鯉・田村俊介だった。2死2塁の好機で打席に入った田村は、阪神2番手のゲラの155キロのストレートを振り抜くと、打球は前進守備を引いていたセンターの頭を越えるタイムリー三塁打。その裏は守護神の栗林良吏が虎の子の1点を守り切り、価値ある勝利を手に入れた。
初めてのヒーローとなった田村は「めちゃくちゃ緊張してます。 その前の打席までチャンスで凡退してしまってたので、ほんと最後はもう絶対自分が決めてやるっていうその気持ちで打席に入ってました」と初々しい笑顔で振り返った。
11日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた野村弘樹氏は「西川(龍馬)選手が抜けて、彼がやらなきゃいけないというところでよく打ちましたね」とすると、解説者として出演した谷沢健一氏は「広島の伝統を受け継いでいるというかね。やっぱり前田(智徳)選手とか、金本(知憲)選手とか、そういう類のバッターに成長できそうな感じがしますね」と赤ヘル打線を支えた左の強打者たちの後継者として期待を寄せていた。
2年目の昨季は試合数は少ないながらも打率.364と結果を残し、今年の3月には侍ジャパンの強化試合で日の丸を背負った伸び盛りの若きスラッガー。ことしは新井カープに欠かせない存在となっていきそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』