2024.04.11 18:00 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 0 | 終了 | 5 | 読売ジャイアンツ |
神宮 |
“スガコバ”バッテリーを絶賛
巨人がヤクルトに5-0のスコアで快勝。巨人は3連勝となり、貯金も1とした。緊迫感のある投手戦を演じた両チームだったが、この日はリードでもバットでも存在感を示した小林誠司の活躍が光った。
まず打撃ではスコアレスの6回、2死2塁の場面で打席に立った小林は、ヤクルト先発の高橋奎二のストレートをレフト前に落とすタイムリーヒットで先制点をもぎ取ると、今年から再びバッテリーを組む菅野智之を巧みにリード。6回、被安打3、無失点の好投を引き出し、今シーズン2勝目を頭脳でもアシストした。
11日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した五十嵐亮太氏は「いいコンビでしたね。特に両コーナーの使い分けが非常にうまかったですね」と“スガコバ”バッテリーの息の合った配球を絶賛。具体的には青木宣親の2打席目の攻め方に「全部変化球なんですけども、スライダーを外から入れるバックドア。そのボールをうまく使って、内も左バッターに結構投げてるので、気にしている中で、全球外の変化球で結果的に打ち取るんですよ」と他のバッターとは違う配球で料理したと分析。
続く3打席目は「そのイメージがある中で、次はインコースに投げ込んでくるんですよね」と感心しながら「アウトコースとインコースの使い、その使うタイミングが絶妙だったなっていう風に思います。もちろんサイン出した方もそうなんで、そこに投げ込んだ菅野投手のコントロールもいいっていうところです。この2人のコンビ、ほんとに完璧でしたね」と脱帽していた。
バッティングにも「いいところで打ちましたよね。 ヤクルトサイドからするとツーアウトからのランナーだったので、ここはなんとしても(0点で)っていうところではあったんですけれども、 結果的にもう(小林の)執念が勝ったというかね。詰まりながらでもしっかり前に落としたっていうところで、なんか気持ちも伝わってくるような、そんなヒットでしたね」と解説した。
菅野とのコンビ復活で改めて存在感を発揮した小林誠司。今年は反撃の年になるかにも注目だ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』